《軸線浄化原吹法》
現代霊気法の目的は「究極のリラックスに到達すること」であり、「大宇宙と響き合いながら、自己の感応・役割を正しく果たすとともに、大宇宙にすべてを任せて、執着し、煩うことのない安らかなお蔭な姿を獲得する」ことにあります。
この境地をサマーディ(三昧)と呼び、究極の目標とされました。それは完全なリラックス状態で、全身の力が完全に抜けた状態のことです。心の中がからっぽだした雑念が起こらず、心の中が静かで、身体もゆるんでいるのが統合状態です。リラックスが深まるほど、心の中の雑念の時間密度が減り、心の中がカラッポの時間密度が高まり、エネルギーが高まり、上とつながる心の高まりを感じやすくなります。
そのためには、まず自己の内的汚れを清めることが第一条件となります。自己の内的な浄化を行なってこそ、自己の内的エネルギーが活性化され、心と体と魂の調和がとれるようになるのです。
心と体と魂の三つの要素が一体化して心が明るくならなければなりません。私たちは「心が隠れており、魂が見失っている」という状態、いわゆる心が汚れ(ネガティブ)ている状態、霊的に「問題だらけのよろしくない状態」であり、心が重い・冷たいという状態です。
このようなときは、速やかに大いなる光明の軸を通すようにしてください。
浄化の方法として、「大祓神事」というものがあり、「人間の罪けがれの一切を禊ぎ祓い、清らかな霊魂となることを清める」とされ、古くから日本の国家行事として年に2回行われてきました。
その神事を「大祓詞の神詞に乗せて奏上され、病気平癒などの法力があるとされている」と発表されました。
一切の人間の作為の行を実現すると、宇宙に充ち満ちた大生命力が増殖し活性化する。脊髄=セミとは、あらゆる業(カルマ)の業根なので、ここを何回も繰り返すほど、業がだんだんと消失することになります。
人間の神性に至、その脊髄に天賦の神を宿し、自己一切の業をここに記録して所有しています。各自が、この脊髄を清めなければなりません。「軸線浄化原吹法」は、関口博士の古神道行法解説からヒントを得て、霊気エネルギーで浄化する行法として実践するものです。
やり方は、次の通りです。
① 姿勢は、あぐらでも座っても、椅子に腰かけても自由です。いずれの場合も、脊柱を垂直に保つことが必要です。(ここでは、椅子に腰かけた場合を説明します)
② 両手を上げ、霊気の高い波動が、とうとうと全身に流れ込むのを感じます。
③ 光の振動を感じながら両手をゆっくりおろし、両手は「向きにしてヒザの上に軽く乗せます」。
心は輝く丹田に置き、静かに呼吸を整えます。
④ まず、バーッという波動呼吸をして、口から息を吐き出します。脊柱を舌会から眉心に至るイメージで通し、波動のイメージとし、呼気とともに波動呼吸が蒸気となって脊柱の外側の1/3の所を通って下がり、仙骨から中に入り、脊髄の中を上に昇って頭頂から延髄を経て仙骨まで下がり、そこから体外に放出します。この動作を繰り返すことで、脊髄の中、パイプの内外を光で清めます。
⑤ 吸気は鼻から行いますが、意識を仙骨から前方の脊柱の内側を通して眉間に運びます。このときパイプの内側を通して、仙骨→丹田→中丹田→中枢神経を眉間へ通過します。
⑥ ④〜⑤を繰り返しますが、5呼吸をもって1回と数え、3回、5回、7回のいずれかの回数で行います。はじめは、1日1回としてください。
⑦ 意識が終わったら、5分間から15分間、無念の瞑想とします。目を軽く閉じ、意識を腹部におきます。呼吸は意識せず、全身で皮膚呼吸する感覚を持ちます。これにより、全細胞が霊的エネルギーでチャージされます。