アチューンメントで回路を開く〈回路開通法の向上ステップ〉

レイキ

臼井先生が、京都の鞍馬山で21日間の断食修行をされ、悟りとともに霊気治療法を得られた とき、「手相伝」という言い方をされて、この方法を弟子に伝えるために工夫された“霊気を 伝えたいのだ”と考えられます。そこから考えると、エネルギーを流せる体質に変化させると いうエネルギー伝授の深い意味は、「無意識」という潜在意識下に変容を促すために行ってい ると言えるでしょう。

臼井先生は、臼井霊気療法学会創設時の規約において、初伝(伝授)を受ける前の「癒しの 修養法」を学ぶ参加心得・稽古心得を定め、体調や精神状態を整える修養を勧めました。

また、段階伝授として、次のような修養段階(五段階)が示されていました。

① 手当て療法(実践)に参加し、稽古に励みつつ、手の感覚を開発すること

② 手当て療法、明治天皇御製(和歌)の唱和、瞑想によって手の感覚を開発すること

③ 実践(第2段階)を通して、癒しの実践(独習)で、体中に霊気を循環させること

④ 感応道交

⑤ 悟り

これは、臼井先生が、東京の原宿に住まいながら、これら(林先生、高田先生を経由して)アメ リカに渡って、現在のようなアチューンメントに変化したと思われます。

アチューンメント(attunement)は、「無線電波に波長を合わせる」等の意味で使い、霊気エネルギーの伝授も「高次元の波動に波長を合わせる」という意味が、使われるようになったものでしょう。 それを、イニシエーション(段階伝授)と呼ぶ教室もあります。

アチューンメントにおいては、霊気マスターはまず身を清めた後、霊気につつまれ、 自らを光の導管にし、受け手の背骨に沿って霊気の流れる回路の活性化、設定をします。

さらに設定したラインのポイントに霊気を送り込んで、流れの促進を図ります。

そして、設定した霊気を足から地上に流し、手のひらからヒーリングエネルギーが強力に放射 されるように、また自動調整されるように、ヒーリングを行います。

〈レベル1〉では、3回のアチューンメントを行います。1回目は「霊気を受信できるように 整える」とともに、霊気の流れる回路を開通」させます。あと2回は、「回路をアソシにして霊気 の流れを促進」します。これによって、基本的かつ初歩的な能力が身につき、あなたも霊気マ スターの仲間入りを果たすことになります。あとは実践によって高めていきましょう。

〈レベル2〉と〈レベル3〉は、高次元の波動と共振共鳴して、高度なヒーリング技法が実践 できるように、3回のアチューンメントで「シンボルとコトダマの設定」を行います。

これは、ピュアで精妙な波動を伝えることのできる霊気マスターの手で、一人ひとりに確実に 行う必要があり、これが霊気法の特徴の一つです。霊気は臼井先生以来、人体的な

触合いを通じて伝達され、遠隔などでエネルギーだけを伝えることは認められていません。

アチューンメントを受けるときは、金属類は体からはずし、軽めの服装とし、椅子に腰かけ、両足を 平行にし、背もたれに寄りかかるか、足を軽く開き、軽く目を閉じてリラックスします。

緊張しないように体を規したいといった場合は、すべてを霊気マスターに任せるという気持ち で、あるがままの状態にしてください。何かが見えたり、特別の感覚があっても、それをただ感 じたり、ただ見てください。

アチューンメント中に、何かを感じたり、体験したことがあれば、終了後、マスターにそれを 話してください。体験そのものの必要や時に応じてのもので、何も感じなかったとしても 問題ありません。暖かさ・リラックス・安らぎが感じられるのが最⾼の状態です。

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