「手当」は、洋の東西を問わず、太古から実践された「自然療法」でした。釈迦もキリストも「手当」によって病を癒したと伝えられ、ヨーロッパでは国王が手当(ロイヤルタッチ)による治療を行ったと、数々の文献に記録されています。
「霊気療法」というのは、臼井甕男先生(1865〜1926)が鞍馬山で断食中、宇宙霊気(宇宙エネルギー)との一体化によって「悟り」を得るとともに、「癒しの能力」を体得したことに始まります。これが「臼井霊気療法」として一世を風靡した「手当療法」であり、究極的には臼井先生が到達された「悟り」へ導く霊法として、多くの実践者から支持されています。
臼井霊気療法は主として海軍病院で広められましたが、これは別に(臼井先生の門弟により)第2次世界大戦の3年前にハワイへ伝えられました。これが、アメリカを本場として独自の発展を遂げ、REIKIとして世界各地に普及するとともに、日本にも逆輸入されてきました。
臼井先生の創設された「臼井霊気療法学会」は、戦災などによって本部が転々と移動し、その所在が明らかでない時期もありました。そのため海外では「臼井先生直伝の霊気療法は、完全に消滅した」と言われ、「霊気療法の正当な継承者はアメリカに移った」と教えられてきました。
しかし、日本国内において、臼井先生から道統と継承されている「伝統霊気」が存続することが判明し、世界のレイキ実践者たちの熱い眼差しが、霊気療法発祥の日本に向けられています。
臼井先生は「手当療法中興の祖」「超人的霊能者」などと呼ばれ、門下から多数の手当療法家が誕生しました。「臼井霊気療法」は他の手当療法と比較して、次のような特徴を持っています。
① 霊授と言う技法により、だれでもその日から「手当療法」が可能となります。
② 能力開発においても、ヒーリングにおいても、意識の集中や念の凝集は一切行いません(ヒーリングは宇宙エネルギーの中継によって行い、自己の生命エネルギーは使いません)。
③ 技法が体系化されており、シンボルやコトダマの活用による高度なテクニックを、だれでも身につけることができます。
④ 自分が宇宙エネルギーの通路となるため、「意識の浄化と霊格の向上」がヒーリング能力の向上に直結することになり、そのための「行法」や「意識の基本」が明示されています。
⑤ 単なるヒーリング技法にとどまらず、霊気波動療(愛と調和の霊意を内在する宇宙エネルギー)との共振共鳴によって、価値ある人生を創造することが可能となります。
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