《カウンセリング》潜在意識についての基本

カウンセリング〜ベーシック〜

私たちの意識は、「顕在意識」「潜在意識(無意識)」「原始の意識」の3つの領域に分かれています。

第1の領域は原始の意識で、命の危機が起の際、戦う・逃げるといった人間の本能的衝動を起こす部分です。たとえば、生まれたばかりの赤ちゃんが誰にも教えてもらわなくても、お母さんの母乳を吸うというような生きるために必要な本能としての行為もこの領域です。

この原始の意識の部分は、大体私たちの意識の10%くらいを使っています。

次に、第2の領域は、生まれた時から人生を通じて形成され(し)ながら主に0〜13歳の間の影響がほとんど)部分です。これは、われわれがその経験を通して人生というものを認識する期間です。形成されたネガティブもしくはポジティブな記憶は、それぞれ経験として認識され、将来の行動パターンを決めていく役割をします。

この第2の領域の部分は潜在意識と呼ばれています。大体私たちの意識の78%くらいを占めています。

13歳くらいの時に、この潜在意識の部分を、心理学でいうクリティカルファクターと呼ばれる膜で蓋をするように区切ってしまいます。このクリティカルファクターは、俗にエゴと呼ばれています。

なぜ潜在意識を覆ってしまうのか?それは、自分自身を守るためでもあるのです。

そして、次の第3の領域が顕在意識(表面意識)と呼ばれる部分です。

理論・理性・知性・意志の力の部分で、大体私たちの意識の12%くらいを使っています。

このように、いくら強い意志があっても、数字が表すように潜在意識の占める割合の方が多いので思い通りになりません。

では、われわれが今、直面している事柄の根源になった傷のある部分は何なのか?どうすれば解決するのか?

その全ての答えが、潜在意識の中にあるのです。

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