シータカウンセリングのアプローチ
潜在意識の声に寄り添い、本来の自分を取り戻すために
近年、カウンセリングの分野で注目されているアプローチの一つに「シータカウンセリング」があります。これは脳波の中でも“シータ波”と呼ばれる状態を活用し、クライアントの深い意識にアクセスしていく手法です。一般的な対話型カウンセリングと違い、より深層の領域にアプローチすることから、「心の深い部分にある思い込み・感情」に働きかけやすい特徴があります。
ここでは、シータカウンセリングの基本的な考え方、その特徴、そして実際のプロセスをわかりやすく解説していきます。
■ シータ波とは何か?
人の脳波には、ベータ・アルファ・シータ・デルタといった種類があります。その中でもシータ波は、
深いリラックス 瞑想状態 まどろみの意識 などのときに現れる脳波です。
この状態では顕在意識の働きが弱まり、無意識(潜在意識)が前面に現れやすくなります。
シータカウンセリングでは、このシータ波の状態を意図的につくり、クライアントの内側にある“核心の声”にアクセスしていきます。
■ シータカウンセリングの目的
シータカウンセリングの中心にあるのは、
「潜在意識にある思い込みや感情に気づき、それを癒す」
という目的です。
普段の生活では、私たちは思考や感情を理性で抑えたり、見ないふりをしたりしがちです。しかし、表に見える問題の多くは、もっと奥にある「深い感情」「幼少期の経験」「無意識的な思い込み」が原因となっていることが少なくありません。
シータカウンセリングでは、こうした深層の部分に優しく触れ、クライアントが本来の自分を取り戻せるよう導いていきます。
■ シータカウンセリングの特徴
① 深いリラクゼーションから入る
まず、軽い瞑想や呼吸法でシータ波の出やすい状態をつくります。
クライアントが安心して自分の内側に意識を向けられるよう、落ち着いた誘導が大切になります。
② 言葉にならない感情・感覚に気づく
シータ波の状態になると「うまく言葉にできなかった気持ち」が自然と浮かび上がることがあります。
これは、普段は表に出にくい本音が動き始めているサインです。
「なんとなく胸が重い」
「昔の情景がふと浮かんだ」
「涙が自然と出てくる」
こうした感覚が現れるのは自然なことで、心が癒しを求めて動き出している証拠でもあります。
③ カウンセラーは受容と共感を大切にする
シータカウンセリングでは、カウンセラーが一方的に解釈したり、原因を断定したりすることはありません。
あくまでクライアントの内側から自然に出てくる“気づき”を尊重し、それに寄り添いながらプロセスを進めていきます。
ここで重要なのは、
「クライアントの潜在意識が答えを知っている」
という前提です。
カウンセラーはその声が届きやすくなるよう、サポートと伴走を行います。
■ セッションで扱うテーマの例
シータカウンセリングでは、次のようなテーマが扱われることが多いです。
自分に自信がもてない原因 他人に合わせすぎてしまう背景 幼少期の出来事が今の思考パターンに影響している 人間関係で繰り返すパターン 理由もなく抱える不安や孤独感 「こうしなければならない」という思い込みの正体
特に“繰り返される人生のパターン”には潜在意識の影響が大きく、シータカウンセリングはそれを解きほぐす手助けになります。
■ シータカウンセリングのプロセス
安心できる場づくり 落ち着いた対話と導入で、心をゆるめる。 軽い誘導瞑想でシータ状態へ 深い呼吸、イメージワークを使いながら意識を中心へ。 浮かぶ感情・記憶・イメージを丁寧に扱う クライアントが感じていることを一つずつ確認しながら深めていく。 気づきが起きた部分を癒す・書き換える 過去の傷や思い込みに気づいたら、それを優しく手放す。 現実にどう活かすかを共有する 最後に、日常の行動や選択にどうつなげていくかを整理。
■ まとめ:深い気づきが“自分を変える第一歩”
シータカウンセリングは、「内側にある大切な声」に気づくためのアプローチです。
表面的な問題を解決するのではなく、もっと奥にある“心の本質”に触れていくことで、クライアントは自然と変化し、人生が軽やかに動き始めます。
自分の本音に気づくことは、時に勇気が必要です。
しかしその先には、今までより自由で、心が解放された自分が待っています。

