《レイキレベル1(初伝)》個人セッション(療法)

レイキ レベル1 «初伝»

レイキ初伝(レベル1)は、レイキを学ぶ最初のステップであり、手当てによるヒーリングの基本を習得する段階です。ここで学んだ技法は、自己ヒーリングだけでなく「他者へのヒーリング」にも応用されます。その代表的な形が「個人セッション(療法)」です。個人セッションは、学んだレイキの力を人に活かす場であり、同時に施術者自身の学びを深める貴重な体験でもあります。本記事では、レイキ初伝における個人セッションの意味、方法、効果について詳しく解説していきます。

個人セッション(療法)の位置づけ

レイキ初伝の学びでは、まず自分自身を整えることが重視されます。しかし、人は他者に癒しを与えることで、さらに学びを深めることができます。個人セッションは、その延長線上にある実践であり、以下のような役割を持っています。
• 学んだ技法を実践する場
習得した手当てのポジションを確認し、エネルギーの流れを体感的に理解できる。
• 人とのつながりを深める機会
相手の反応を通じて「癒すこと」「寄り添うこと」の大切さを体験する。
• 施術者自身の浄化と成長
レイキを流すことで、自分自身も心身の調整を受けることができる。

つまり、個人セッションは「相手のため」であると同時に「自分のため」でもあるのです。

セッションの基本的な流れ

  1. 準備
    • 静かで落ち着ける空間を整える
    • 照明は柔らかく、音楽やアロマを使うとリラックスしやすい
    • 自分自身も軽く呼吸を整え、集中力を高める
  2. 意図の確認
    • セッションを始める前に「癒しの時間をともに過ごす」という意図を心の中で確認する
    • 相手にも「どのような不調や希望があるか」を聞き、安心して受けてもらえる雰囲気をつくる
  3. 手当ての実践
    • 頭・目・喉・胸・お腹・腰・膝・足といった基本ポジションに順番に手を当てる
    • 初伝の段階では難しい技法は必要なく、ただ優しく手を置き、エネルギーが流れるのを感じることが大切
    • 1つのポジションにつき数分間、相手の呼吸や反応を観察しながら進めていく
  4. 終了とシェアリング
    • 全身への手当てが終わったら、相手に深呼吸をしてもらい、ゆっくりと現実感に戻ってもらう
    • 終了後は「どのように感じたか」を分かち合い、安心感を持ってセッションを終える

個人セッションの効果

レイキ初伝の段階でも、個人セッションは十分に効果を発揮します。
• 身体的なリラックス
筋肉の緊張がほぐれ、血流やエネルギーの流れが促される。
• 精神的な安心感
優しく手を当てられることで、深い安心感や安らぎを感じる。
• 自然治癒力の活性化
体本来の回復力が引き出され、疲労回復や不調の改善につながる。
• 心の浄化
不安やストレスが軽減し、心のバランスが整う。

これらの効果は即効性よりも「じわじわと後から効いてくる」ことが多く、セッション後に「よく眠れた」「気持ちが軽くなった」と感じる人も少なくありません。

セッションを行う際の心構え

個人セッションでは「施術者の在り方」がとても重要です。
• 評価や判断をしない
「こうあるべき」と決めつけず、相手をありのまま受け入れる。
• 癒そうと力まない
レイキは自分の力で治すものではなく、宇宙のエネルギーを流すこと。施術者は「媒介」になるだけでよい。
• 感謝と謙虚さを持つ
セッションを通じて相手とエネルギーを共有できることに感謝し、常に謙虚な姿勢を忘れない。

この姿勢があることで、セッションの質は大きく変わっていきます。

レイキ初伝と個人セッションの意義

レベル1で学ぶセッションは、プロフェッショナルな施術というよりも「身近な人を癒すケア」に近いものです。家族や友人に手を当てるだけで、不思議と安心感が広がり、関係性が深まることもあります。

また、相手にレイキを流すことで、自分自身もエネルギーの浄化や気づきを得られるため、実践を重ねるごとに成長していきます。レイキ初伝の個人セッションは、癒しの技法を超えて「人と人がつながる時間」でもあるのです。

まとめ

レイキ初伝における個人セッションは、学んだ手当て法を他者に実践し、癒しを分かち合う大切な機会です。その効果は身体のリラックスから心の安心感、自然治癒力の活性化にまで及びます。

大切なのは「力むことなく、ただ手を当てる」シンプルな姿勢です。その中に臼井先生が説いた「安心立命」の精神が息づいており、施術者と受け手の双方に癒しと成長をもたらします。

レイキ初伝を学んだ方は、ぜひ日常の中で個人セッションを実践し、身近な人と癒しの時間を共有してみてください。それは、あなた自身の成長の道でもあるのです。

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