■ 丹田は「生命の炉」
レイキの実践において、「丹田(たんでん)」はとても重要なエネルギーの中枢です。
丹田とは、へその少し下あたりにあると言われる「気(エネルギー)」の貯蔵庫のような場所。
東洋医学や武道の世界でも、ここを“命の源”と考えます。
日常生活の中でストレスが溜まったり、感情が乱れたりすると、
この丹田のエネルギーが上に上がりすぎて、頭の中ばかりが忙しくなります。
その結果、集中力が低下したり、不安や焦りを感じやすくなったりします。
レイキの「丹田治療法」は、この丹田にエネルギーを集中させることで、
心と体の軸を整え、深い安定と安心感を取り戻すための方法です。
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■ レベル2で深まる「内なるエネルギー操作」
レイキレベル2(奥伝)では、シンボルとコトダマを学び、
時間や空間を超えたエネルギーの扱いができるようになります。
丹田治療法は、この“意識によるエネルギー操作”を実際に体感する絶好の練習にもなります。
丹田は身体の中でもっとも安定したエネルギーセンターです。
ここを意識的に整えることで、
• 感情の起伏を穏やかにする
• グラウンディング(地に足をつける感覚)が深まる
• エネルギーの流れが滑らかになる
などの変化が起こります。
つまり、丹田治療法は「自分の内なる軸を強化する」ワークでもあるのです。
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■ 丹田治療法の基本手順
ここでは、基本的なセルフヒーリングの手順をご紹介します。
(他者への施術にも応用できます)
1️⃣ 静かな場所で姿勢を整える
椅子でも床でも構いません。背筋を自然に伸ばし、足の裏をしっかり地面に感じましょう。
2️⃣ 手のひらにレイキを流す
両手を合わせて軽くこすり、温かさやエネルギーの流れを感じます。
(レイキが流れ始めた感覚がなくても大丈夫です)
3️⃣ 両手を丹田に当てる
へその下あたりに両手を重ねて当てます。
指先は軽く重ね、力を入れず、ただ“温める”ように意識します。
4️⃣ 呼吸をゆっくり整える
吸う息で丹田に光を集め、吐く息で体全体にその光を広げるイメージをします。
このとき、第二シンボルと第三シンボルを心の中で描き、
コトダマを静かに唱えることで、より深い集中状態に入ることができます。
5️⃣ 安心・安定のエネルギーを感じる
5〜10分ほど続けると、下腹部が温かくなり、
心の奥が落ち着き、「地に足がつく」感覚が生まれます。
終了後は「ありがとうございました」と感謝を伝えましょう。
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■ 丹田治療法の効果と応用
丹田治療法を継続すると、
• 心の軸がぶれにくくなる
• ストレスに強くなる
• ヒーリングの際に自分が疲れにくくなる
• レイキの流れが安定する
といった変化を感じやすくなります。
また、他者ヒーリングを行う際にも、
自分の丹田が安定していると「エネルギーが安定して流れる」ため、
施術者自身も心地よい状態でセッションを行うことができます。
丹田治療法は、レイキヒーラーにとっての「基本のメンテナンス法」とも言えるでしょう。
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■ 意識を“頭”から“丹田”へ戻す
現代人は、どうしても「思考」に偏りがちです。
スマホや仕事、日常の情報過多の中で、エネルギーが頭部に集中し、心が不安定になりやすい。
だからこそ、意識を丹田に戻す習慣が大切です。
丹田に意識を下ろすと、呼吸が深くなり、心のノイズが静まっていきます。
そこに「今この瞬間」を生きる穏やかさが生まれ、
ヒーリングも瞑想も、より深い次元へと入っていくことができます。
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■ まとめ
• 丹田は「気(エネルギー)」の中心であり、心身の安定の源
• レベル2のシンボルとコトダマを活用することで、
より深い丹田治療が可能になる
• セルフヒーリングにも他者ヒーリングにも活用できる
• 継続すると、グラウンディング力と安定した波動が高まる
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🌕 丹田は、あなたの内なる太陽。
そこに光を感じ、呼吸を合わせると、
レイキのエネルギーは自然と調和し、あなた自身が“癒しそのもの”になります。

