《レイキレベル2(奥伝)》発令法とは― 意識の力を言葉に乗せ、エネルギーを明確にする ―

レイキ レベル2 «奥伝»

レイキの奥伝(レベル2)では、エネルギーの扱いがより意識的で、そして具体的なものになっていきます。
その中でも「発令法(はつれいほう)」は、意識のエネルギーを言葉として形にする技法です。
言霊(ことだま)の力を通じて、意図を明確にし、レイキエネルギーの流れをより強めることができます。

発令法とは何か?

発令法とは、心で描いた意図を、声や言葉に乗せて宇宙へ宣言する行為のことです。
たとえば、「私は〇〇のためにレイキを流します」「〇〇のエネルギーが最高最善の形で調和します」といった言葉を、意識を集中しながら唱えるのです。

この「言葉にする」という行為は単なる形式ではなく、心の奥にある意図を現実に響かせるためのプロセスです。
レイキの流れは常に私たちの意識に共鳴しています。
だからこそ、「どんな目的で、どんなエネルギーを流すのか」を明確にすることで、レイキの波動はより純粋で的確に届くのです。

言霊(ことだま)の力と発令

日本には古くから「言霊信仰」という考えがあります。
言葉には魂が宿り、発した瞬間に現実へ影響を与える――というものです。
レイキにおける発令法も、この言霊の概念と深く結びついています。

私たちが「愛」「感謝」「調和」といった言葉を意識して発するとき、心のエネルギーはその波動に共鳴し、自然とレイキの質も変化します。
逆に、「心配」「不安」「早く治れ」といった焦りの言葉を使うと、エネルギーは少し重くなり、流れに滞りが生じることもあります。

つまり、発令法は“意識の波動を言葉によって整える”行法なのです。

発令法の基本的な流れ

発令法を行う際には、心と身体を整えた状態で行うことが大切です。以下は基本的な流れの一例です。
1. 姿勢を正し、呼吸を整える
 静かに深呼吸し、自分の中心(丹田)に意識を置きます。
 「今ここ」に集中し、心を穏やかにします。
2. 意図を明確にする
 「どんな目的でレイキを行うのか」「誰に対してなのか」「どんな結果を願うのか」を明確にします。
 例:「〇〇さんの心身が調和と安らぎで満たされますように」
3. 発令する(言葉にする)
 明確な意図を言葉にして発します。声に出しても、心の中で唱えても構いません。
 その際は、「すでにそうなっている」イメージを持ちながら、柔らかく宣言するのがポイントです。
 例:「私は今、愛と調和のレイキを〇〇さんへ流します」
4. 結果に執着しない
 発令が終わったら、あとは宇宙に委ねます。
 「最高最善のタイミングで、必要な形で届く」と信頼し、手放しましょう。

発令法を日常に活かす

発令法は、ヒーリングの場面だけでなく、日常生活の中でも活用できます。
たとえば、朝の瞑想時に「今日も心穏やかに過ごします」と発令する。
仕事前に「落ち着いて丁寧に対応します」と唱える。
それだけで、意識が自然と整い、行動の質が変わっていきます。

また、ネガティブな思考に陥ったときも、発令法を使って自分を切り替えることができます。
「私は光を選びます」「私は愛とともにあります」と言葉にすることで、心の波動がスッと変化するのを感じるでしょう。

発令法は「心のレッスン」

発令法を続けていくと、やがて言葉そのものよりも「意識の在り方」が重要だと気づくようになります。
言葉はあくまで橋渡しであり、本質は“どんな意識でその言葉を放つか”という部分にあります。

レイキ奥伝の学びでは、この“意識と波動の一致”が鍵となります。
心とことば、意図と行動が調和したとき、レイキエネルギーはより純粋に流れ、ヒーリングも自己成長も深まっていくのです。

まとめ

発令法とは、レイキのエネルギーを明確な意図と言葉によって整える行法です。
それは単なる「唱える儀式」ではなく、自分の意識を宇宙の流れに合わせる瞑想的な行為。
言葉に魂を込め、心を静かに整え、愛と感謝の意識で発する

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