レイキレベル3 ― 自己の本質とつながる段階 ―
― 愛と光のエネルギーを生きる ―
レイキを学ぶ旅の中で、レベル3は“最も内なる領域”とつながる段階です。
レベル1で肉体の癒しを学び、レベル2で心と時間を超えたヒーリングを体験した後、
レベル3では「自分自身の本質=高次の意識」との統合がテーマとなります。
それは、単なる癒しの技法を超えて、“生き方そのものをレイキにする”段階とも言えるでしょう。
■ レベル3のテーマ:「自己の光に目覚める」
レベル3で最も大切なキーワードは「自己成長」と「悟り」です。
これは宗教的な意味での悟りではなく、
「私はもともと光の存在であった」という気づきの体験を指します。
レベル1・2では、レイキのエネルギーを「流す」ことに意識が向いていました。
しかしレベル3では、癒す側と癒される側の境界が少しずつ溶けていきます。
“誰かを癒している自分”ではなく、“癒しそのものが自分を通して流れている”――
そのような感覚に変わっていくのです。
この段階で、あなたの中に眠っていた直感や共感力が自然と高まり、
人生のあらゆる場面で「光としての自分」を生きる感覚が芽生え始めます。
■ 第四シンボル(マスターシンボル)の学び
レイキレベル3では、新たにマスターシンボルを学びます。
これは「大光明」と呼ばれ、すべての存在を貫く宇宙の根源エネルギーとつながる象徴です。
このシンボルを使うことで、
レイキのエネルギーはより高い波動と純粋な光へと変化します。
肉体・感情・意識のすべてを超えた「魂レベルの癒し」が起こるともいわれています。
マスターシンボルの実践は、
“何かを治す”ためではなく、“本来の自分を思い出す”ための行為。
レイキを通じて、自分の中にある神聖さや愛の源に触れることで、
心の奥深くにあった不安や執着が自然と手放されていきます。
■ 「自分を癒すこと」が他者を癒すことにつながる
レベル3では、「他者を癒すために自分を整える」という意識から、
「自分を癒すことがそのまま他者への光になる」という理解に変わっていきます。
自分自身が穏やかで調和しているとき、
その波動は自然に周囲へと伝わり、言葉を超えて人を癒していきます。
だからこそ、レベル3では自己ヒーリングが中心となります。
毎日の瞑想やレイキのセルフヒーリングを通して、
「いまこの瞬間、自分の中を流れるエネルギー」を丁寧に感じ取ってみましょう。
その静けさの中に、あなたの本質の光が息づいています。
■ 意識の変化と霊的成長
レベル3の学びが進むにつれて、
「レイキは癒しの技法」ではなく「生き方」そのものであると気づく人が増えます。
日々の出来事の中で、
以前なら怒りや不安で反応していたことが、
「すべては学びであり、愛の表現である」と感じられるようになります。
これは、レイキエネルギーとあなたの波動が共鳴し、
内なる“高次の自己”と統合されていくプロセス。
やがてあなたの存在そのものが“光の癒し”となり、
ただそこにいるだけで、周囲に安心と穏やかさをもたらすようになります。
■ レイキマスターへの道
レベル3を修了すると、希望者は「レイキマスター」へと進む準備が整います。
マスターとは“教える人”という意味ではなく、
“自分の人生をレイキとして生きる人”のこと。
この段階では、アチューンメント(伝授)を行うことも可能になりますが、
何よりも大切なのは「自分自身が光の導き手である」という意識です。
他者に伝える前に、まず自分の中でその光を確かに育む――
それがレイキマスターの在り方です。
■ まとめ ― レイキの最終段階は「自己への帰還」
レベル3は、霊気を学ぶ最後のステップでありながら、
本当の意味では“新たな始まり”の段階です。
癒しとは、外の世界を変えることではなく、
自分の内側にある愛と調和を思い出すこと。
あなたの中の光が強くなるほど、
その光は自然に世界を照らし、人を癒していきます。
レイキレベル3は、
「自分の存在そのものがヒーリングである」ことを知るための道なのです。

