霊気瞑想法 ― 光と一体となる神秘伝の実践 ―
― レイキレベル3で体験する“真の静寂” ―
レイキレベル3(神秘伝)では、これまでのヒーリングの実践を超えて、「自己の本質」とつながる瞑想が中心となります。
それが「霊気瞑想法(れいきめいそうほう)」です。
この瞑想は、単に心を落ち着かせるためのものではなく、宇宙の光(レイキ)と自分自身が一体であることを思い出すための修行法でもあります。
■ レベル3で学ぶ「霊気瞑想法」とは
霊気瞑想法は、レイキの創始者・臼井甕男先生が行っていた修養の一つであり、
その目的は「心身の浄化」と「悟り(安心立命)」にあります。
レベル1・2では“手を通して癒す”ことが中心でしたが、
レベル3の瞑想では“自らが光の流れそのものになる”という深い意識状態を目指します。
静かに目を閉じ、呼吸と共に霊気を感じながら、自分の内側に流れる光を意識する。
その光は、やがて肉体を超えて、空間全体に広がっていきます。
この感覚こそが「レイキ=宇宙そのもの」とつながる体験なのです。
■ 呼吸とともに整う ― 波動を高めるステップ
霊気瞑想法は、特別な技法というよりも「在り方の練習」です。
以下のような流れで行うと、自然にエネルギーが整っていきます。
静かな場所を選び、背筋を伸ばして座る 手のひらを上にして膝の上に置き、深く呼吸します。 丹田(たんでん)を意識する 下腹部の奥に光の玉があるように感じ、そこから呼吸するようにします。 息を吸うたびに光を体に取り込み、吐くたびに全身に広げる 自然なリズムで呼吸を続け、体の隅々まで霊気が行き渡る感覚を感じます。 やがて「自分」と「光」の境界がなくなる ただ存在していることそのものがレイキであり、宇宙と一体になる感覚が訪れます。
このとき、頭で何かを考えようとすると波動が乱れます。
思考を手放し、ただ光に委ねる――それが霊気瞑想の真髄です。
■ 光に溶けていく ― 自我を超えた癒しの境地
霊気瞑想法を続けていると、「自分を癒す」「他人を癒す」という境界が薄れていきます。
なぜなら、すべては同じエネルギーの流れの中にあるからです。
瞑想の中で感じる“光の静けさ”は、
「私が光を流している」のではなく、「光が私を通して流れている」という感覚。
その瞬間、あなたの中のエゴ(小さな自我)が溶け、
代わりに“無限の愛”が広がっていくのを感じるでしょう。
これは、レイキの根源的な状態――**大光明(だいこうみょう)**の体験に近づくプロセスです。
臼井先生が目指した「安心立命(あんじんりつめい)」、
つまり“どんな状況でも心が平安である状態”へと導かれていきます。
■ 霊気瞑想法の効果
霊気瞑想を継続することで、心と体、そして魂のレベルに深い変化が訪れます。
心の静寂が増す:感情の波が穏やかになり、判断や執着が減る 直感が冴える:光に同調することで、潜在意識や高次の導きを受け取りやすくなる 波動が高まる:エネルギーが純化し、自然とポジティブな現実を引き寄せる 癒しの質が深まる:ヒーリングの際に流れるレイキが、より高い次元で働くようになる
レイキレベル3の学びは、外側の変化よりも、内側の静けさがすべてを変えていくことを教えてくれます。
■ 日常の中での「霊気瞑想」
霊気瞑想法は、特別な時間に限らず、日常の中でも応用できます。
通勤中、仕事の合間、眠る前――
ほんの数分でも呼吸に意識を向け、自分の中心に光を感じてみましょう。
レイキのエネルギーは、常にあなたの中を流れています。
それを意識的に感じるだけで、どんな場面も瞑想の場に変わります。
静寂の中で心が広がり、「いまここ」にある幸福を感じられるようになるでしょう。
■ まとめ ― 光と共に生きるということ
霊気瞑想法は、レイキの学びの最終段階にふさわしい、**“存在の修行”**です。
手技や儀式ではなく、「意識そのものを光に戻す」実践。
あなたの中にある光は、もともと完全で、清らかで、愛に満ちています。
それを思い出すことが、霊気瞑想の目的です。
外の世界を変えようとするのではなく、内なる静けさを育てることで、
自然と周囲の世界にも調和が広がっていきます。
レイキレベル3の学びは、“癒す人”から“光を生きる人”へと進化する道。
その道の中心にあるのが、この霊気瞑想法なのです。

