《レベル3》悟りへの道標(1) (現代霊気の考え方)

レイキ レベル3 «神秘伝»


私たちの到達すべき悟りとは、現代霊気法においては「究極のリラックス」を得ることです。

すなわち「宇宙を信じ、“すべてを宇宙に任せてしまう”こと」。そして「宇宙のリズムと常に響き合う日常を確立する」ことです。

人は常に、自分の未来について不安を感じているものです。

「明日が」と思うのは次の時代、夜に枕に涙の味が染みるのかな」という歌があり、また「一寸先は闇」と

いう諺があるように、自分の未来に対して、不安を感じている人は多いのです。

ブッダの悩対もまた、生老病死を例に引くまでもなく、人にとって最大な試練や悩み、苦しみを手に入れたとしても、

物の見えない家業が舞いあがり、ひとたび無常の風に見舞われれば、それらは一瞬のうちに崩れ去るはかなさがあることを、

誰もが知っているところです。

「これらの不安や苦しみから解放され、安らぎの境地の中で日楽に過ごしたい」と願わない人はいないでしょう。

現代霊気法は、最終的にはそれらの苦悩から脱して、静寂(せいじゃく)と平安(せいあん)と至福(せちふく)の

境地をめざすものです。

レベル1では霊気エネルギーの回路が開通し、これによって自他のヒーリングや、初歩的な霊気テクニックの活用が可能となりました。

レベル2では体内を流れる霊気エネルギーがパワーアップし、さらに時間・空間を超えたヒーリングが可能となり、実践のステージが拡大されました。

レベル3では、霊気の導きや気づきを受けることによって、このような「人としての苦しみ」から脱する鍵を手にしたことになります。

しかし、鍵が手に入っても、正しく使うことを学ばなければ「大安心」の扉を開くことはできません。

鍵を持っているだけで、自動的に「霊性が高まる」というものでは勿論なく、霊気エネルギー各種テクニックの活用に習熟しても、

それだけで悟りに至るというものではありません。

それらのテクニックを学んだのは、技法を習得し上手に活用するということにとどまらず、霊気の活用を通して

「宇宙と常に響き合う」ことが、自然にできるようになることを目的とします。

霊気の真の意味は、まず霊気エネルギーを、違和感なく受け入れることからスタートし、日常生活の中で霊気に親しみ、

活用しながら、その素晴らしさを体験的に認識し、次なるステップに備えていくことにあります。

この意味で、レベル3の学びとともに、宇宙のリズムとの響き合いをめざして、霊気エネルギーの真の活用が始まるのです。

そこで、現代霊気法の最終目標である悟り(究極のリラックス)を目指すための、実践のヒントとなることを整理しておきましょう。

現代霊気法でめざす「悟り」とは、次のようにまとめることが出来ます。

(1)「究極のリラックス」に到達し、静寂・平安・至福の中で自己実現していく。

(2)「自分は大宇宙の分身(小宇宙)であり、大宇宙から生かされている」ことを実感し、

   大宇宙のリズムと響き合った生活をしていく。

(3)大宇宙を信じ、その営みをサポートによって正しく自己の使命・役割を遂行し、自己実現を

   めざして行くが、結果については「人事を尽くして天命を待つ」の境地で、すべてを大宇宙に

   任せ切る。


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