《レベル3》自己浄化と自己向上のための技法(3)【波動瞑想法】

レイキ レベル3 «神秘伝»


波動呼吸法は、単独でも瞑想的効果をもたらしますが、この呼吸法を取り入れた波動瞑想法では、さらにパワフルな生命エネルギーの感動が体感できます。

座禅、静座法、精神統一法などの瞑想的技法は、座法や姿勢、呼吸法などが型どおりに、厳粛に守られています。瞑想は深く無意識の世界にコンタクトし、生命の本質・無意識の奥にある強力な生命エネルギーに向上させようとする働きがつよく乗難したり、低波動と出遭したりすれば、精神的に破壊してしまいます。そのために厳格な守り方がなされてきました。無意識の世界に深く入るには、感覚を超えて、頭脳による判断をはなれ、型・かたにって瞑とく指導されないかぎり、精神を病んでしまうおそれがあります。

波動瞑想法では、無理に意識を沈めたり集中させたりしません。波動呼吸法で自然にリラックスさせ、深い感覚の世界に入っていきます。という一点で、波動瞑想法は他の瞑想法と異なった世界をつくります。

瞑想状態には、波動呼吸法をつかむ中で宇宙生命とコンタクトし、自己を重ねて本来の自分を取り戻すことを目的としていると考えます。超意識というのは、現在意識(顕在意識)の奥にある潜在意識の、さらに奥にあるもので、宇宙の愛がつたわる高次の意識だといわれます。

波動瞑想法のポイントは次の動きです。(それぞれに場合を説明します)

① 静かな室内であれば、畳の上などでも結構です。
② リラックスして、正座といっても椅子に腰かけて座ります。きれやかでしっかりは姿、真っ直ぐに上に向けてヒザの上に置きます。靴下は脱いで裸足になります。足の裏を床に着けます。
③ 目は閉じるか半眼に。深く息を吸い込み、両手を胸の前に高く上げ、霊気の高い「光の波動」が降りてくるのを感じます。
④ 光の振動を意識で感じながら手を下ろし、両膝を左右に張り、降れた両手を、胸の前で静かに交差します。
⑤ ハーという波動呼吸をともに、両手を開けて、体の中のエネルギーを活元していきます。手のひらを開いて、増幅したエネルギーが下降し、体外に流れ去るのを感じます。瞑想の動作を1回だけ行います。
⑥ 目をあけながら、両手を顔のやや上まで上げます。腕は脱力、両手から力を抜いた状態で、波動呼吸と合わせて、自分を包んでいるオーラのような気をみせるように、ゆっくりと両手を下ろしていきます。限界までさげきったところで、「下腹をつつみこむように」すーっと呼吸が入ってきます。
その呼吸に合わせて、また両手を上げ、波動呼吸をとともに下ろして、オーラの気を身体に戻していくかんじから自然呼吸に戻し、しばらく動きを止めて、体内のエネルギーの充実感を感じます。

このように「両手を上げ、波動呼吸とともに下ろす」動作を3回繰り返してから、「自然呼吸で体内エネルギーを感じ、やがて心のやすらぎ・静けさ・広がりなどの感覚が動き出してきたら、あわてて止めようとせず、瞑想にまかせながら生命の大調和の世界に感応してください(どこがどのようにどう変化したかは、意識しないことがコツです)。

この波動瞑想法は、呼吸に合わせて動く、やさしい半瞑想状態に入ります。身体のエネルギーを満たすことを中心に、直感と感応をたよりに、数回行ってもかまいません。動作が何か違うと思えば、1回瞑想を中止し、再度呼吸法からはじめてください。そして、瞑想とともに流れが感じられるようになれば、心地よい響きが心身を満たしていくのがわかります。何かの映像が見えたり、音が聞こえたり、匂いが感じられるなども瞑想するという構えをさぐすべきでないこと。再現できたら、陶酔したりすることは禁物です。

満満すると、1単位(3回)の波動瞑想で、すぐに瞑想状態に導かれるようになりますが、波動呼吸を忘れないことが大事です。自分の魂が望むままに、何の束縛もなく、宇宙とつながる波動瞑想法、実施とらわれてはいけませんが、中でくり返すこと。

超意識で瞑想してはじめません。波動瞑想法を実行しているうちに、無意識の時間、瞑想をしていないという感覚が意識におきたとき、それが瞑想に入ったことになります。心身がゆるむ瞬間です。

波動瞑想法が終了するときは、必ず掌を上下左右に振動的に運動させて意識を明瞭にし、合掌して(エネルギーの統合を図ってから、次の動きに入ってください。


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