レイキヒーリングは、臼井甕男先生が体系化した自然療法であり、レベル1からレベル2を経て、さらに深い学びとして位置づけられるのが「レベル3(神秘伝)」です。ここでは、単なる癒しの技術にとどまらず、自己の意識を高め、人生そのものを豊かにしていくための実践が求められます。今回は、レベル3における具体的な実践法について整理してみましょう。
1. 第三シンボルとコトダマの活用
レベル3で学ぶ「第三シンボル」とコトダマは、意識の奥深くに働きかける強力な道具です。このシンボルは「本来の自己に戻る」「高次の意識とつながる」ための鍵であり、ヒーリングの質を大きく変化させます。
実践方法としては、日々の瞑想やセルフヒーリングの際に第三シンボルを心の中で描き、コトダマを唱えることです。これにより、自分の中心と宇宙の大いなる流れが共鳴し、心身が調和していきます。
2. 自己ヒーリングの深化
レベル3では、自己ヒーリングの重要性が改めて強調されます。レベル1や2で学んだ手当て法に加え、第三シンボルを用いることで、より深い心の浄化が進みます。
具体的には、静かな場所で姿勢を整え、呼吸を落ち着けてから手を当てます。その際に「自分の内なる光が全身に満ちていく」とイメージすることで、潜在意識に刻まれた不要な思い込みや感情が自然と癒されていきます。
3. 瞑想とマインドフルネス
レベル3の実践に欠かせないのが、瞑想やマインドフルネスです。レイキの波動に意識を合わせ、雑念を手放すことで、自分の本質とつながる体験が深まります。
特に効果的なのは「呼吸瞑想」と「光の瞑想」です。呼吸瞑想では、息を吸うときに宇宙の光を体内に取り入れ、吐くときに不要なエネルギーを手放すとイメージします。光の瞑想では、全身が光に包まれ、安心と安らぎを感じることを意識します。これらを毎日10分でも続けることで、心の安定が増していきます。
4. 他者ヒーリングの実践
レベル3では、自分だけでなく他者へのヒーリングもより深く行えるようになります。手を当てるだけでなく、相手の「魂の本質」を尊重し、心から癒しを意図することが重要です。
また、遠隔ヒーリングにおいても第三シンボルを活用することで、時間や空間を超えたサポートが可能となります。ただし、必ず相手の同意を得て行うことが基本です。ヒーリングは強制ではなく、自由意志を尊重する姿勢が大切です。
5. 日常生活での実践
レイキレベル3は、特別な時間にだけ行うものではありません。日常生活の中でこそ実践が生きてきます。
たとえば、仕事や家庭でのストレスを感じたときに呼吸を整え、第三シンボルを思い浮かべる。人との関わりの中で感情が揺さぶられたときに、「自分も相手も光である」と意識する。こうした小さな実践を積み重ねることで、日常が癒しと気づきの場へと変わっていきます。
6. 自己成長とスピリチュアルな学び
レベル3の実践は、単なるヒーリング技法ではなく、人生の学びそのものです。自分の内なる葛藤に向き合い、少しずつ手放していくことで、人間的にもスピリチュアル的にも成長していきます。
特に、困難な出来事に直面したときこそ実践のチャンスです。レイキを通じて「これは成長の機会だ」と受け止めることで、状況を超えて学びを得ることができます。
おわりに
レイキレベル3(神秘伝)の実践は、「癒しの技法」を超えて「生き方」そのものを変えていく力を持っています。第三シンボルとコトダマの活用、自己ヒーリング、瞑想、他者への癒し、日常での実践を通して、私たちは本来の自分とつながり、より自由で豊かな人生を歩むことができます。
日々の小さな実践を大切にしながら、光に包まれた自分自身を体験していきましょう。

