レイキの学びは、レベル1・レベル2と進むにつれて、「手を当てる技術」から「意識そのもの」の旅へと変化していきます。そしてレベル3(神秘伝)は、まさにその転換点です。
この段階を一言で表すなら——「悟りへの道標(みちしるべ)」。
派手なテクニックや能力が開花するというよりも、「本当の自分」として生きる意識へと導かれていくステージです。
悟りとは何か?特別な境地ではなく「戻ること」
「悟り」と聞くと、山にこもった僧侶や超越した人物を想像する人も多いかもしれません。しかしレイキの視点では、悟りとは**何かを得ることではなく、“余分なものを手放し、本来の自分へ戻ること”**です。
- 不安や不足感で生きる「小さな自分」から
- 安心と信頼の中で生きる「本来の自分」へ
レベル3の学びは、外側に力を求めるのではなく、内側に宿る光に気づき直すプロセスなのです。
レベル3で学ぶ「悟りの道標」
1. マスターシンボルは「帰る場所」を示す鍵
レベル3で伝授されるマスターシンボルは、単なるエネルギー拡大の道具ではありません。
それは 「あなたはすでに光である」 ということを思い出させるスイッチです。
そのシンボルに触れるたび、私たちは深い安心感とともに「私は大丈夫」「私は守られている」という感覚へと戻っていきます。
2. 波動呼吸法は「本来のリズム」への回帰
呼吸は、心と魂をつなぐ架け橋です。レベル3では波動呼吸法を学びますが、これは単なるリラックス法ではありません。
静かに吸い、静かに吐くそのひと呼吸ごとに、“自分の波動を整え、宇宙のリズムと調和する” のです。
3. ハイヤーセルフは「聖なるナビゲーター」
レベル3の実践を続けると、ふとした瞬間に「心の奥からの声(インスピレーション)」を感じるようになります。
それは偶然ではなく、高次の自分——ハイヤーセルフとの対話が始まっている証です。
悟りとは世界から切り離されることではなく、つながりを思い出すことなのです。
日常の中で「悟り」を生きる
悟りとは遠い世界の話ではなく、日々の選択の中に現れるものです。
- 不安を感じたとき、深呼吸してレイキを流す
- 誰かの言葉に揺れたとき、「私は大丈夫」と波動を整える
- 何かを得ようと焦ったとき、「私はすでに満たされている」と思い出す
こうした小さな実践の積み重ねこそが、レベル3的な悟りの道です。
まとめ 〜「悟り」とはゴールではなく、歩き方のこと
レイキレベル3は、ゴールではありません。
むしろ、「悟りとは何か?」を知識ではなく体感として歩み始める入口です。
- 目に見えないものを信じる強さ
- 自分を信じる静かな勇気
- すべてに感謝できる柔らかな心
これらが根づいた時、あなたの存在そのものが光となり、周囲に癒しと調和を広げていきます。
悟りとは、一人になることではなく、“共鳴する存在として生きる”こと。
あなたのレイキの歩みが、その道標となりますように。

