レイキレベル2(奥伝)では、「時空を超えるヒーリング」を学びます。
その中でも特に印象的なのが、「過去へのヒーリング」です。
これは、私たちがこれまでに経験してきた出来事や心の傷、そしてその時に感じた感情に、今の自分からレイキを送るという深い癒しのプロセスです。
過去の出来事は終わっていても、その時の“感情”や“思い込み”が心の奥に残り、
今の私たちの思考・行動・人間関係に影響を与えていることがあります。
レイキを通してその記憶を優しく癒すことで、心の制限が解け、より自由で調和した生き方ができるようになります。
■ 過去は「終わった」わけではない
時間はまっすぐに流れているように見えますが、エネルギーの世界では「過去・現在・未来」は同時に存在しています。
つまり、過去の自分と今の自分は、意識の中でつながっているのです。
過去の自分が感じた悲しみや恐れは、今の自分の深い部分に残り、
知らず知らずのうちに「私はできない」「どうせうまくいかない」といった信念として現れることがあります。
しかし、それは悪いことではなく、癒しのサインでもあるのです。
レイキの遠隔ヒーリング技法を使えば、今この瞬間からでも過去の自分に愛のエネルギーを届けることができます。
それは「過去を書き換える」というよりも、「過去の自分を受け入れ、癒す」という行為。
その瞬間、エネルギーの流れが変わり、今の自分が軽く、自由になります。
■ 過去へのヒーリングの方法
静かな場所で心を落ち着ける 深呼吸を数回して、自分の中心を感じます。 穏やかで安心できる空間をつくりましょう。 癒したい過去の出来事を思い出す それは子どもの頃の記憶、失恋、仕事での苦い経験など、どんなことでも構いません。 思い出した時に浮かぶ感情こそ、ヒーリングの対象です。 第三シンボルを使う レイキレベル2で学ぶ第三シンボルは、時空を超えてエネルギーを届けるための鍵です。 シンボルとコトダマを唱えながら、「その時の自分」へ光を送ります。 第一・第二シンボルで癒しを深める 第一シンボルでエネルギーを強化し、第二シンボルで感情を癒します。 光がその時の自分を包み込み、安心と愛に満たされていくイメージを持ちましょう。 最後に感謝を伝える 「今までありがとう」「もう大丈夫」と心の中で伝えます。 過去の自分を責めるのではなく、理解し、抱きしめる気持ちで終えましょう。
■ ヒーリングの後に起こる変化
過去へのヒーリングを続けると、不思議な変化が起こります。
ある出来事を思い出しても、以前のように胸が痛まなくなる。
人間関係の中で繰り返していたパターンが自然と薄れていく。
これは、エネルギーの記憶が癒された証拠です。
過去に送ったレイキは、その瞬間に癒しの光として届き、
それを受け取った「過去の自分」が安らぐことで、
“今の自分”が穏やかに変わっていくのです。
■ 過去を癒すことは、今を自由に生きること
私たちは過去を変えることはできません。
けれど、過去の意味を変えることはできるのです。
あの時の経験があったからこそ、今の優しさや強さが育まれた――
そう気づくとき、過去は重荷ではなく、学びと愛の記憶へと変わります。
レイキによる過去のヒーリングは、
「自分を責め続ける記憶を、光へと変える」
やさしくて力強い癒しのワークです。
それは、時間を超えた自己愛の実践。
過去の自分を癒すことで、今の自分が整い、未来の自分もまた輝いていきます。
■ まとめ
レイキレベル2の学びは、「時間も空間も超えてエネルギーは届く」という真理を体験させてくれます。
過去の痛みを光で包み、愛で抱きしめること――
それは、自分自身を再び愛し直す行為です。
どうぞ、過去のあなたに優しくレイキを送ってください。
その癒しの光は、確かに届き、今のあなたの中で新しい光となって輝き始めるでしょう。

