レイキレベル2(奥伝)では、エネルギーをより深く、より意図的に扱うために「シンボルとコトダマ(真言)」を学びます。その中でも「第2シンボル」は、心や意識の領域を癒すためのシンボルです。
レイキが身体の癒しだけでなく、感情や思考にも作用するということを体感できる、まさに心の次元への扉を開く鍵のような存在です。
■ 第2シンボルの本質 ― 調和と浄化のエネルギー
第2シンボルは、古くから「心の癒し」や「潜在意識の浄化」を象徴するといわれています。
このシンボルを用いることで、心の奥に溜まった感情の滞りや、ネガティブな思考パターンを解き放つことができます。
怒りや悲しみ、不安といった感情は、放置すると身体の不調にもつながります。
第2シンボルは、そんな感情の波をやさしく鎮め、心の調和を取り戻すサポートをしてくれるのです。
たとえば、職場や家庭で人間関係に疲れたとき、過去の出来事にとらわれているとき、自分を責めてしまうとき――
そんなときにこのシンボルを思い出してみましょう。
「すべての出来事は学びであり、今この瞬間に癒しが起こる」という意識が芽生え、心の中に静けさが戻ってくるでしょう。
■ コトダマの力 ― 意識の波を整える
第2シンボルには対応する**コトダマ(真言)**があります。
これは単なる言葉ではなく、宇宙の周波数に共鳴する音の波動です。
声に出して唱えることで、内側にこびりついたネガティブなエネルギーが振動によってほぐれ、やがて光へと変化していきます。
このとき大切なのは、「唱えること」よりも「感じること」です。
コトダマの響きが自分の内側にどんな感覚をもたらすかを丁寧に感じ取りましょう。
意識を静め、呼吸とともにその波動を身体のすみずみまで広げていくと、第2シンボルのエネルギーが自然と流れはじめます。
■ 感情の浄化とセルフヒーリングへの活用
第2シンボルは、感情のセルフヒーリングにも効果的です。
日々のストレスや心のざわつきは、気づかぬうちに溜まっていくもの。
そんなとき、静かな空間で自分にレイキを流しながら、第2シンボルを意識してみてください。
「悲しみを受け入れる」「怒りを手放す」「自分を赦す」――
そのようなテーマでレイキを行うと、心の奥にあった感情がゆっくりと解けていきます。
涙が自然に流れることもあるかもしれませんが、それは浄化のサインです。
涙とともに、心の重りが光に変わっていくのを感じるでしょう。
■ 第2シンボルがもたらす気づき
第2シンボルを日常的に活用していくと、**「感情に支配されない自分」**へと変化していきます。
ネガティブな感情が湧いても、それを客観的に見つめられるようになり、内なる平和を保つことができます。
これは単なる癒しの技法ではなく、意識の成長そのものでもあります。
レイキは「自分を愛し、他者を愛する」ための道。
第2シンボルは、その道の途中で「心の浄化」と「魂の調和」をもたらしてくれる大切な道具なのです。
■ おわりに
第2シンボルのエネルギーは、あなたの心にやさしく寄り添い、内なる静けさを取り戻してくれます。
不安や怒りを感じたときこそ、このシンボルの力を思い出してみましょう。
癒しはいつも、あなたの内側から始まります。
レイキの光が、あなたの心の奥深くまで届きますように。

