【カウンセリング(ベーシック)】シータ波と脳波の視点から

カウンセリング〜ベーシック〜

カウンセリング(ベーシック)におけるシータカウンセリングと脳波の関係

カウンセリング(ベーシック)を学ぶ中で、「なぜ安心して話せると本音が出てくるのか」「なぜ深く気づきが起こる瞬間があるのか」と疑問に感じたことはないだろうか。その背景の一つとして注目したいのが、シータカウンセリングと脳波の関係である。

私たちの脳は、状態によって異なる脳波を出している。日常的に活動しているときはβ(ベータ)波、リラックスしているときはα(アルファ)波、そしてまどろみや深い内省状態に入るときに現れやすいのがθ(シータ)波である。シータ波は、潜在意識とつながりやすい状態ともいわれている。

シータカウンセリングとは、クライエントが深くリラックスし、意識が内側に向かいやすい状態で行われるカウンセリングを指す。これは特別な誘導をしなくても、安心感のある場づくりや、評価されない関わり、ゆったりとした対話によって自然に起こることが多い。カウンセリング(ベーシック)で重視される「傾聴」や「受容」の姿勢は、結果的にクライエントの脳波を落ち着かせ、シータ波が出やすい状態をつくっていると考えられる。

この状態では、普段は言葉にできない感情や、過去の体験、思い込みが浮かび上がりやすくなる。「なぜかわからないけれど涙が出た」「急に腑に落ちた」という体験は、シータ波領域で起こる内的な気づきの一例だろう。重要なのは、カウンセラーが何かを“引き出そう”としないことだ。ただ静かに寄り添うことで、クライエント自身の内側から答えが現れてくる。

カウンセリング(ベーシック)において、シータカウンセリングや脳波の知識は、技法として使うためというよりも、「今、どのような状態が起きているのか」を理解するための視点として役立つ。安心・安全な関係性が、心と脳の深い領域への扉を自然に開いている。そのことを知るだけでも、カウンセリングへの向き合い方は大きく変わるだろう。

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