シンボルの真実については、テキストで説明している通りですが、ここでは、レベル2で習う
「シンボルとコトダマの意味」について、解説しておきます。
シンボルは、コトダマやマントラ、それ自体固有の波動を活用するので、意味を理解しないまま、漫然と描写するのではなく、「助け助けるもの」という基本を理解しましょう。
(解説は理解を助けるためのもの)
第1シンボル(パワーを1点に集中させる形です)
対象に意識を集中し、一点に向けて、エネルギーを渦巻き状に集めながら、無限に集中させていく状態を表します。(横線、縦線の接触個所、交わる点が、意識の集中点です。左回転の渦巻き)
チョクレイ(直霊)…チョク(ワカタミ)である人間の本質を指し、このコトダマと、地球の意識エネルギーが共振し、その意思を地上に実現するためのシラシが発現されます。
(参考)チョクレイは、勅命(天皇の大権による命令)を意味もあり、海外では語呂合わせ的に「起きる霊」の文字を当てているところもあります。
第2シンボル(梵字のキリークが原形と言われてます)
キリークは、諸所、阿弥陀仏の種字(種子)として知られていますが、千手観音、如意輪観音、大威徳明王などと、同じ種子を用いています。(キリークは、「すべての煩悩や苦しみから救済する」という意味があります)
臼井先生自身が語られた観世音菩薩は、尊く(すべての生命を生かす宇宙の大霊)を本尊とし、その働きは「力と愛と光の表れ」とされています。それは、護法魔王尊(力を象徴する地球の霊王)、千手観世音菩薩(愛を象徴する月の神霊)、毘沙門天王(光を象徴する太陽神、すなわち一切光明、一切の繁栄)と呼ばれます。したがって、「第2シンボルは、千手を象徴する」と理解されます。
セイヘキ(聖壁=聖なる王)は、観世音菩薩の如意玉を意味し、このコトダマと、月の意識エネルギーが共振して、高次元界から、愛と調和の無限の光波が放射されます。
(参考)セイヘキは、性癖(精神療法のとき使うシンボル)という説や、精霊(青い精霊)、整斉(調律し)、聖壁(聖なる壁)その他の解釈があります。
第3シンボル(思念、意識の重要さの表現です)
本考足尾念は、「トホカミヱヒタメノウソサナソソソノウリ」(本は見た正念なり)と読み、臼井先生の悟りの根本から、「大安心の地に生起する根本は、正念(正しい思念)である」と表現しています。
ブッダの説いた中道(価値観にとらわれない正しい生き方)に、八正道という実践方法があります。それは、正見(正しい見識)、正思(正しい決意)、正語(正しい言葉)、正業(正しい行為)、正精進(正しい努力)、正念(正しい思い)、正定(正しい瞑想)の8つです。
その中で、すべての基本となるものが正念です。その実践ポイントは「過去と未来の幻想に影響されず、今の一瞬・瞬間に集中して生きること」「今の瞬間と心と体の働きを、常に認識していること」の2点です。(前者は「今日一日の大切さ」を示し、後者は「思い、言葉、行動の重要性」を意味します)
ホンシャゼショネン(正念=正しい思念)による、高い意識から発するコトダマは、太陽の意識エネルギーと共振し、時間や空間を超越して、宇宙の地球にも即時に到達するため、遠隔にリンクして活用されます。シンボルの文字(書き方)は、短縮により、前段の漢字の重複する部分を省略した書き方です。