レイキレベル3(神秘伝)における臼井先生の霊気観 ― 本質に立ち返るために
レイキレベル3(神秘伝)は、単なる技法の習得段階ではありません。
ここで問われるのは「霊気とは何か」という本質的理解です。
その答えを探るとき、私たちは創始者・臼井甕男先生の霊気観に立ち返る必要があります。
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臼井先生が示した「霊気」の本質
臼井先生は霊気を、特別な能力や限られた人の力としては捉えていませんでした。
霊気とは、宇宙に遍在する生命エネルギーであり、誰もが本来つながっている自然な力である、という立場です。
つまりレイキは「与えるもの」ではなく、「通すもの」。
施術者が治すのではなく、霊気が自然に調和をもたらすのです。
この視点は、レベル3に進むうえで非常に重要です。
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神秘伝とは“神秘的になること”ではない
神秘伝という名称から、特別な力の開花や超常的体験を期待する方も少なくありません。
しかし、臼井先生が目指したのは“特別さ”ではなく“自然さ”でした。
霊気は修行によって獲得する力ではなく、本来備わっている純粋な在り方に戻るプロセス。
その象徴が「五戒」です。
今日だけは
怒るな
心配すな
感謝して
業をはげめ
人に親切に
これらは単なる道徳訓ではなく、霊気と調和するための心の在り方を示しています。
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レベル3で問われる「在り方」
レベル1・2では、手当てやシンボルなど具体的技法を学びます。
しかしレベル3では、技法よりも“存在の質”が重視されます。
臼井先生の霊気観において、霊気は意図的にコントロールするものではありません。
むしろ、 ego(自我)を静め、天と地と自分が一体であることを思い出すとき、自然と流れるものです。
つまり神秘伝とは、
「力を強くする段階」ではなく、
「我を薄くする段階」と言えるでしょう。
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霊気は愛や調和と同義である
臼井先生は、霊気を宗教として広めたのではありません。
また特定の信仰に依存するものでもありません。
霊気は自然法則であり、調和そのもの。
その本質は、愛・感謝・謙虚さと切り離せません。
レベル3で重要なのは、エネルギーを扱うことよりも、
自分の心の状態を整えることです。
怒りや不安に支配されている状態では、霊気の通りは濁ります。
穏やかで感謝に満ちた心でいるとき、霊気は澄んで流れます。
ここに、臼井先生の霊気観の核心があります。
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神秘伝は「原点回帰」
レベル3は頂点ではなく、原点回帰です。
技術を超えて、
知識を超えて、
肩書きを超えて、
ただ「在る」こと。
臼井先生が示した霊気の道は、特別な力を持つことではなく、
日常の中で調和して生きることでした。
レイキレベル3とは、
霊気を使う人になるのではなく、
霊気と共に在る人になる段階なのです。
