朝、目が覚めて、まだ少しぼんやりしている時間。
そんなとき、カーテンをあけて、そっと窓をひらいてみると──。
すーっと、あたらしい空気がお部屋に流れこんできて、なんだか胸のあたりまで軽くなるような感じがすること、ありませんか。
今日は、そんな「窓をあけて、空気を入れかえる」という、とてもささやかな習慣についてのおはなしです。
特別な道具もいらない、ほんの数分でできること。だからこそ、忙しい毎日の中でも、そっと取り入れやすいのかもしれません。
こもった空気は、心にもそっと積もっていく
夜のあいだ、窓を閉め切ったお部屋には、いつのまにか空気がこもっていきます。
それは目には見えないけれど、なんとなく「重たい感じ」として、私たちのからだが受け取っていることがあるようです。
朝起きて、なんだか気分がすっきりしない。
頭がぼんやりして、動き出す気になれない。
そんなときは、もしかすると、心やからだが「あたらしい空気がほしいな」とささやいているのかもしれません。
空気の入れかえは、お部屋のためだけのものではなく、そこで過ごす私たち自身のための、やさしいひと手間でもあるのですね。
ほんの数分、風を通すだけでいい
やり方は、とてもかんたんです。
窓を、そっとあけてみる。それだけ。
できれば、お部屋の中に「風の通り道」をつくってあげると、空気がよりスムーズに流れていきます。
たとえば、二か所の窓を少しずつあけたり、窓とドアを一緒にひらいたり。片側だけでも、もちろん大丈夫です。
時間も、長くなくていいのです。
ほんの数分、あたらしい風がお部屋をひとまわりしてくれれば、それで十分。
そして、もし余裕があれば、あいた窓のそばに立って、大きく息を吸ってみてください。
朝の空気の、ひんやりとした感じ。
遠くから聞こえてくる、鳥の声や、街の音。
そういう「外の世界」を、からだいっぱいに感じる時間は、なんだかそれだけで、心が少しほどけていくものです。
寒い季節は、無理をせず、あたたかい服を一枚はおってから。
体調のすぐれない日は、ほんの一瞬だけでも構いません。
あなたのそのときの心地よさを、いちばんに大切にしてくださいね。
「区切り」をつけたいときにも
窓をあけて空気を入れかえることは、朝だけのものではありません。
たとえば、ずっと座りっぱなしで作業をしていて、頭がいっぱいになってきたとき。
気持ちがざわざわして、なんだか落ち着かないとき。
そんなときにも、そっと窓をあけて、風を通してみてください。
こもっていた空気が流れていくのと一緒に、心の中にたまっていたものも、ふっと外へ出ていくような。
そんな、やさしい「区切り」の時間になってくれることがあります。
「よし、ここでいったん切り替えよう」
そう思いたいとき、窓をあけるという小さな動作は、あなたの心にそっと合図を送ってくれるのかもしれません。
新しい空気を吸って、また少しずつ、自分のペースで歩き出せばいい。
うまくいかない日があっても、それはそれで、ちゃんと大丈夫なのです。
おわりに
窓をあけて、あたらしい空気を入れかえる。
たったそれだけのことですが、こもった空気とともに、心の重たさも少し流れていくような、やさしい習慣です。
朝の目覚めに。
気持ちを切り替えたいときに。
あなたの暮らしの中で、心地よいと感じるタイミングで、そっと取り入れてみてください。
あたらしい風は、いつでもあなたのそばに流れています。
無理せず、あなたのペースで。
今日もあなたが、ふうっと深呼吸できる時間に出会えますように。
あなたはあなたのままで、大丈夫ですよ。
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