朝晩の空気が、すこしずつひんやりしてきましたね。日中はまだあたたかいのに、夕方になると「なんだか肌寒いな」と感じる——そんな季節の変わり目です。
こんなとき、意外と冷えを感じやすいのが「首もと」。今日はそっと、首をあたためてあげるおはなしをしてみたいと思います。
「首」は、あんがい冷えやすい場所
首って、いつも空気にふれていることが多い場所ですよね。えりもとがあいていたり、髪をあげていたり。そのぶん、風がとおるとひんやりと感じやすいのです。
そして首には、「首」という名のつく場所がいくつもあります。手首、足首、そして首。むかしから「三つの首をあたためるといい」なんていわれることもあります。細くて、皮ふのすぐ近くをあたたかい血がめぐっているぶん、外の空気の影響を受けやすいのかもしれませんね。
だからこそ、首がひんやりしていると、なんとなく体全体が「寒いな」と感じてしまうこともあるようです。反対に、首もとがほんのりあたたかいと、それだけで肩のあたりまでふっとゆるむような、そんな心地よさがあります。
ちいさな「あたためる」を、暮らしに
むずかしいことは、なにもいりません。手もとにあるもので、そっとできることばかりです。
たとえば、うす手のストールやスカーフを、首にふわりと巻いてみる。ぐるぐる巻きにしなくても、肩にかけるだけでも、首もとの空気がやわらかくなります。季節の変わり目は、一枚さっと羽織れるものが、そばにあると心強いですね。
おうちでゆっくりしているときなら、あたためたタオルを首の後ろにあててみるのもおすすめです。ぬれたタオルをかるくしぼって、電子レンジで少しあたためると、じんわりとした心地よさが広がります。(熱くなりすぎることもあるので、手で温度をたしかめてからそっとあててあげてくださいね。)
お風呂のときに、肩まで浸かりながら、首の後ろにお湯をやさしくかけてあげるのも、ほっとする時間になります。一日じゅうがんばってくれた首に、「おつかれさま」と声をかけるような気持ちで。
そして、寝るときにも。えりもとがあいたパジャマだと、ねむっているあいだに首もとが冷えてしまうことがあります。首までやさしく包んでくれる一枚を選んでみると、朝の目覚めがちょっと変わるかもしれません。
がんばりすぎなくて、いいのです
「あたためなきゃ」と気合いを入れる必要は、ぜんぜんありません。ただ、ふとした瞬間に「あ、首がひんやりしてるな」と気づけたら、それだけで十分なのです。
私たちは、じぶんのからだのことを、あんがい後まわしにしてしまいがちです。首の冷えも、気づかないうちに「なんとなくの疲れ」として、心にたまっていくことがあるのかもしれません。
だからこそ、ときどき自分の首もとにそっと手をあてて、「今日はあたたかいかな、冷えてないかな」と、たずねてあげてください。その小さな気づかいは、じぶんをいたわる、やさしい時間そのものです。
首があたたかくなると、ふしぎと呼吸も深くなって、肩の力もふっとぬけていく。そんなささやかな心地よさを、この季節、あなたの暮らしにそっと添えてもらえたらうれしいです。
まとめ
季節の変わり目は、首もとが冷えやすい時期。ストールをふわりと巻いたり、あたたかいタオルをあてたり、寝るときの一枚を選んだり。どれも、ちいさくて、やさしい習慣です。
うまくできなくても、忘れる日があっても、大丈夫。気づいたときに、そっと首をあたためてあげる。それだけで、あなたのからだはきっと、ほっとひと息つけるはずです。
今日も、あなたはあなたのままで。首もとから、じんわりとあたたかい一日になりますように。
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