【カウンセリング(ベーシック)】朝、目が覚めたら〜ふとんの中で「そっとのびをする」やさしい習慣〜

朝、目が覚めたばかりの時間。「さあ、起きなきゃ」と、あわてて体を起こしていませんか?

じつは、目覚めたばかりのからだは、まだ半分ねむったまま。そんなときにおすすめしたいのが、ふとんの中でできる、ほんの少しの「のび」です。今日はそんな、やさしい朝の習慣のおはなしをお届けします。

目覚めのからだは、まだ「おやすみモード」

眠っているあいだ、わたしたちのからだはあまり動いていません。同じ姿勢が続いて、筋肉もどこかこわばりがち。そこへ急に立ち上がると、なんだか体が重かったり、頭がぼんやりしたり……そんな経験、ありませんか。

そこで、いきなり全力で起き上がるのではなく、まずはふとんの中で「のび」をひとつ。ぐーっと手足をのばすだけで、こわばっていたからだが、少しずつ目を覚ましていきます。

犬や猫が、ねむりから覚めたときに、気持ちよさそうに背中をのばしている姿を見たことはありませんか。あの自然な動きは、からだをやさしく起こすための、いのちに備わった知恵なのかもしれませんね。

ふとんの中でできる、やさしい「のび」

むずかしいことは、なにもいりません。あおむけのまま、こんなふうにしてみてください。

まず、両手を頭の上のほうへ、ゆっくりとのばしていきます。同時に、両足のつま先も、そっと反対方向へ。「ぐーっ」と、からだ全体をタテに引きのばすイメージです。息を吸いながら、心地よいところまで。

そして、ふーっと息を吐きながら、力をぬきます。このゆるむ瞬間の「ほわっ」とした感覚を、ぜひ味わってみてくださいね。

余裕があれば、両ひざをかかえて、ころんと体をまるめてみるのもおすすめです。背中がやさしくのびて、じんわりほぐれていく感じがするかもしれません。

大切なのは、「痛いところまでがんばらない」こと。あくまで、気持ちいいと感じる範囲で。無理にのばそうとせず、からだの声を聞きながら、ゆっくり動かしてみてください。

「いってらっしゃい」を、自分にかけて

こうしてふとんの中でのびをする時間は、ただ体をほぐすだけのものではありません。

「今日も一日、はじまるね」と、自分自身に、そっと声をかける時間でもあるのです。あわただしく一日をスタートさせる前に、ほんの数十秒。自分のからだと、しずかに向き合ってみる。それだけで、心にほんの少し、ゆとりが生まれる気がします。

うまくできなくても、大丈夫。「今日はなんだか体が重いな」と感じたら、それはそれで、あなたのからだからの大切なおたより。その日の自分を、ジャッジせずに受けとめてあげてくださいね。

そして、心の中で、自分に「いってらっしゃい」と。あたたかい気持ちで一日を送り出せたら、それだけできっと、いつもの朝が少しだけやさしいものになるはずです。

おわりに

今日は、ふとんの中でできる「のび」のおはなしをお届けしました。

– 目覚めのからだは、まだおやすみモード
– あおむけのまま、手足をぐーっとのばして、ふーっとゆるめる
– 無理はせず、気持ちいい範囲で
– 自分に「いってらっしゃい」と声をかけて

たったこれだけの、小さな習慣です。でも、こうした小さな「自分を大切にする時間」の積みかさねが、じんわりと心とからだを整えてくれるのだと思います。

明日の朝、目が覚めたら。どうか、あわてず、ぐーっとひとつ、のびをしてみてくださいね。

あなたは、あなたのままでいい。今日も、あなたの一日が、やさしい時間でありますように。


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