セルフレイキに少しずつ慣れてくると、ふと思うことがあるかもしれません。
「この、あたたかな手を……大切なあの人にも、そっと届けられたらいいな」
そんな気持ちが芽生えたとき、それはとても自然で、やさしい願いです。今日は、はじめて誰かにレイキを贈るときの、そっとした心構えのおはなしをしてみたいと思います。
まずは「気負わなくて、だいじょうぶ」
誰かに手を当てると聞くと、「うまくできるかな」「ちゃんと流れるかな」と、少し身構えてしまうかもしれませんね。
でも、どうか気負わないでください。レイキは、あなたが「がんばって送る」ものではなく、ただ手を当てて、そっとそこに在るだけでいいのです。
あなたはあくまで、あたたかさが通っていく「通り道」。上手にやろうとしなくても、力を込めなくても、大丈夫です。
そして、なによりも大切なのは、相手への「一言」です。
「肩に手を当ててみてもいい?」
そんなふうに、そっと尋ねてから始めてみてください。相手が「うん」とうなずいてくれること。その安心感そのものが、もう癒しのはじまりなのです。
そっと手を当てる、はじめの一歩
はじめての相手には、まず「肩」や「背中」など、触れられても安心できる場所から始めてみるといいかもしれません。
無理に体をさわる必要もありません。相手が横になっていれば、その足元や頭のそばに、そっと手を添えるだけでも十分です。
手を当てたら、あなた自身もゆっくりと呼吸をしてみましょう。あなたの心が穏やかであるほど、その静けさは、手のひらを通してやわらかく伝わっていきます。
時間は、数分でもかまいません。「もう十分かな」と感じたら、そっと手を離して、心の中で「ありがとう」とつぶやいてみてください。
相手が「あたたかかった」と言ってくれたら、それはとてもうれしいこと。でも、もし「よくわからなかった」と言われても、がっかりしないでくださいね。感じ方は人それぞれで、感じられないからといって、何も届いていないわけではないのです。
いちばん大切なのは「あなたの心」
誰かに手を当てるとき、実はいちばん整えておきたいのは、あなた自身の心かもしれません。
「よくなってほしい」と強く願いすぎると、少し力が入ってしまうことがあります。そんなときは、「どうか、この人にとってちょうどいいぶんだけ届きますように」と、そっと手放すような気持ちでいてみてください。
結果をコントロールしようとせず、ただ、あたたかい気持ちで隣にいる。その姿勢こそが、相手にとっての大きな安らぎになります。
そして、レイキを贈ったあとは、どうかあなた自身のこともいたわってあげてくださいね。手を洗って、ひと呼吸ついて、自分にも「おつかれさま」と声をかける。人にやさしくするためには、まずあなたが満たされていることが、とても大切なのです。
おわりに
はじめて誰かに手を当てる。それは、あなたの中にある「やさしさ」を、そっとかたちにする、あたたかな一歩です。
上手でなくてもいい。うまく感じられなくてもいい。ただ「あなたのことを想っているよ」という気持ちが、手のひらを通して、静かに伝わっていきます。
大切な人の隣で、そっと手を添える時間。それはきっと、贈る側のあなたの心も、やわらかくほどいてくれるはずです。
あせらず、あなたのペースで。今日も、あなたはあなたのままで、だいじょうぶですよ。
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