こんにちは。「癒しの庵〜ライトステーション〜」へようこそ。
朝晩の空気が、ほんの少しひんやりとしてきましたね。道を歩いていると、木々の葉っぱがちらほらと色づきはじめているのに気づく季節です。
きょうは、そんな「色づく葉っぱ」にそっと目を向けながら、季節の移ろいが教えてくれる、やさしいメッセージのおはなしをしてみたいと思います。
葉っぱは、力を抜くことで色づいていく
緑色だった葉っぱが、黄色やオレンジ、赤へと色を変えていくのは、なんだか不思議な光景ですよね。
じつは葉っぱは、寒くなってくると「がんばること」を少しずつ手放していくのだといわれています。夏のあいだ、いっしょうけんめい光を浴びて働いてきた葉っぱが、ふっと力をゆるめる。すると、それまで緑にかくれていた色が、そっと表に出てくるのだそうです。
なんだか、わたしたちにも似ているような気がしませんか。
ずっと張りつめて、がんばりつづけて。でも、少し力を抜いてみたときに、はじめて見えてくる自分らしい色があるのかもしれません。
色づいた葉っぱを見つけたら、どうか「よくがんばったね」と、心のなかでそっと声をかけてみてください。その言葉は、きっとあなた自身にも、やさしく届いていきます。
手放すことは、終わりではなく巡りのひとつ
やがて葉っぱは、風にのって、ひらりと枝を離れていきます。
「落ちる」というと、少しさみしい響きがあるかもしれません。でも、その葉っぱは大地にかえって、次の季節の栄養になっていきます。そして木は、また新しい春に、あたらしい葉っぱを芽吹かせるのです。
手放すことは、なにかを失うことではなくて、大きな巡りのなかのひとつなのかもしれませんね。
わたしたちの毎日にも、手放したほうがいいのに、なかなか手放せないものがあります。もう役目を終えた考えごとや、無理に続けている習慣。ずっと握りしめてきた「こうあるべき」という思い。
そういうものを、いっぺんに手放す必要はありません。葉っぱだって、一枚ずつ、その葉のペースで枝を離れていきます。
あなたも、あなたのペースで大丈夫。「そろそろ、これはもういいかな」と思えたときに、ひとつずつ、そっと手をひらいてみてください。
移ろいをながめる、やさしいひととき
もし気持ちに少し余裕があったら、色づく木のそばで、こんなひとときを過ごしてみませんか。
まずは、いちばんきれいだと感じた葉っぱを、そっと目で追ってみます。急いで探そうとしなくて大丈夫。「あ、この色いいな」と思えるものに、ただ心をとめてみてください。
そして、ゆっくりと息を吸って、はいて。移ろっていく景色を、ただながめます。
うつくしいと感じる気持ちも、少しさみしいと感じる気持ちも、どちらもそのままで大丈夫です。無理に「前向きにならなきゃ」と思わなくていいんですよ。ただ、いまのあなたが感じるままを、そっと味わってみてください。
季節が移ろっていくように、あなたの心も、日々すこしずつ変わっていきます。それはとても自然なこと。うまくいく日もあれば、そうでない日もあって、そのすべてがあなたの一年をつくっていくのですね。
おわりに
色づく葉っぱは、力を抜くことで美しい色を見せてくれて、手放すことで次の巡りへとつながっていきます。
がんばりつづけてきたあなたも、そろそろ少し力をゆるめてみてもいいのかもしれません。手放すことは、けっして終わりではなく、あたらしいなにかがはじまる合図でもあるのですから。
きょうもどこかで、葉っぱがひらりと風にのっているはずです。散歩の途中に見かけたら、どうかそっと目を向けてみてくださいね。
あなたはあなたのままで、じゅうぶんに美しい色をもっています。
きょうも、あなたの一日が、やさしいもので満たされますように。
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