なんだか気持ちがフワフワして落ち着かない。頭ばかりが忙しくて、地に足がついていないような感じ。そんな日は、ありませんか?
考えごとが多かったり、緊張が続いたりすると、わたしたちの意識は自然と「上のほう」へ、ふわりと浮いてしまいがちです。そんな時にそっと思い出してほしいのが、「グラウンディング」というやさしい過ごし方です。
グラウンディングって、なあに?
グラウンディングとは、英語で「地に足をつける」という意味の言葉です。スピリチュアルの世界では、自分の意識やエネルギーを、大地にしっかりと根づかせるイメージのことをそう呼んでいます。
大きな木を思い浮かべてみてください。地上ではのびのびと枝を広げていても、地面の下では、しっかりと根を張っています。だからこそ、強い風が吹いても、どっしりと立っていられるのですね。
わたしたちも同じように、心の根っこを大地にそっとおろすことで、気持ちが安定して、落ち着きを取り戻しやすくなると言われています。フワフワしていた意識が、じんわりと「今、ここ」に戻ってくるような感覚です。
むずかしい準備はいりません。特別な道具も必要ないのが、グラウンディングのやさしいところです。
足の裏から、そっと感じてみる
いちばんかんたんな方法は、両足の裏に意識を向けてみることです。
椅子に座っていても、立っていてもかまいません。ゆっくりと呼吸をしながら、足の裏が床に触れている感覚を、じっくりと感じてみましょう。「あぁ、わたしはここに立っているんだな」と、ただそれだけを感じてみてください。
余裕があれば、こんなイメージを重ねてみるのもおすすめです。
自分の足の裏から、木の根っこのようなものが、すうっと地面の奥へ伸びていく。その根っこが、大地のあたたかさとつながって、あなたをしっかり支えてくれている——。
うまくイメージできなくても、だいじょうぶ。「なんとなく、そんな感じ」でじゅうぶんです。頭の中でぐるぐるしていたものが、足の裏を通してすーっと下に流れていくような、そんな心地よさを感じられたら素敵ですね。
自然の中で、はだしになってみる
もし機会があれば、公園や庭で、そっとはだしになってみるのもおすすめです。
土や芝生の上に、直接足の裏をつけてみる。ひんやりとした感触や、ちくちくする草の感覚。そういった「大地に触れている実感」が、わたしたちを心地よく「今、ここ」へ引き戻してくれます。
海外では、この「はだしで大地に触れる」ことを「アーシング」と呼んで、大切にしている人もいるそうです。むずかしく考えなくても、子どものころ、はだしで芝生を歩いたときのような、あのわくわくした気持ちを思い出せたら、それだけでじゅうぶんです。
はだしになるのがむずかしければ、ベランダで外の空気を吸ったり、鉢植えの土にそっと触れてみたり。ほんの少し「自然」を感じるだけでも、心はふっとゆるんでいきます。
もちろん、その日の体調や気分に合わせて、無理のない範囲で楽しんでくださいね。
おわりに
心がフワフワして落ち着かない時、わたしたちはつい「なんとかしなきゃ」と、さらに頭を働かせてしまいがちです。でも、そんな時こそ、いちど意識を「足の裏」へ、そっと戻してみてください。
大地はいつも、変わらずそこにあって、あなたをしずかに支えてくれています。あわてなくても、あなたはちゃんと、この場所に立っているのです。
地に足をつけて、どっしりと。それでいて、肩の力はふわりと抜いて。そんなふうに過ごせる時間が、少しずつ増えていきますように。
今日も、あなたはあなたのままで、だいじょうぶですよ。
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