こんにちは。「癒しの庵〜ライトステーション〜」へようこそ。
公園を歩いていて、ふと大きな木を見上げたとき。なんだか胸の奥が、すぅっと静かになったことはありませんか。
理由はうまく言えないけれど、木のそばにいると、なぜかほっとする。今日はそんな、昔から人々がそっと寄り添ってきた「樹木」との、やさしい時間についてお話ししたいと思います。
どうして、木のそばは心地いいのでしょう
大きな木のそばに立つと、なんとも言えない安心感につつまれることがあります。
これは、けっして不思議な力だけのおはなしではないかもしれません。木漏れ日のゆらぎ、葉ずれの音、土や緑の香り。そうした自然の気配が、いそがしい毎日でこわばった私たちの心を、そっとほどいてくれるのですね。
昔から、大きな木は「ご神木」として大切にされたり、村の集まりの場になったりしてきました。人はきっと、無意識のうちに樹木のどっしりとした存在感に、心の拠りどころを感じてきたのでしょう。
長い年月、そこに立ちつづけてきた木。その静かなたたずまいの前では、私たちの小さな悩みも、なんだか少しだけ軽くなるような気がします。
木のそばで、できるやさしいこと
もし近くに、気になる木や、お気に入りの木があれば、ちょっとだけ足を止めてみませんか。特別な道具も、むずかしい作法もいりません。
まずは、木の前でゆっくりと深呼吸をひとつ。そして、こんなふうに過ごしてみてください。
**そっと見上げてみる**
枝のひろがりや、葉の重なりを、ただぼんやりと眺めます。空へ向かってのびていく姿に、心が静かにひらいていきます。
**やさしく手を触れてみる**
もしよければ、幹にそっと手のひらを当ててみましょう。ざらりとした樹皮の感触、ほんのりとしたぬくもり。「今日も、ここにいてくれてありがとう」と、心の中でつぶやいてみるのもいいですね。
**足元の土を感じる**
木の根が、深く大地に広がっていることを想像してみてください。あなたの足も、その大地にしっかりと支えられています。ふらついていた心が、少し落ち着いてくるかもしれません。
うまく「感じよう」としなくても大丈夫。ただそこにいるだけで、じゅうぶんなのです。
遠くの木にも、心を寄せて
「近くに大きな木なんてないよ」という方も、どうか気を落とさないでくださいね。
窓の外に見える街路樹、鉢植えの小さな観葉植物、写真や思い出の中の木でも構いません。目を閉じて、その姿をそっと思い浮かべてみてください。
深呼吸をしながら、心の中でその木の下に立っている自分を想像する。それだけでも、ふしぎと気持ちが穏やかになっていくことがあります。
大切なのは、樹木がもつ「ただ、そこに在る」という静けさに、あなたの心をそっとあずけてみること。がんばらなくていい、急がなくていい。木はいつも、そんなふうに教えてくれているような気がします。
おわりに
大きな木は、なにも言いません。ただ黙って、季節がめぐるのを見つめ、雨の日も風の日も、そこに立ちつづけています。
そのどっしりとした姿を前にすると、「今のままでいいんだよ」と、やさしく包まれているような心地になります。
疲れたとき、心がざわついたとき。よかったら、近くの木のそばへ、ちょっと立ち寄ってみてください。木のぬくもりに寄り添う時間が、あなたの一日を、そっとやわらかくしてくれますように。
あなたはあなたのままで、大丈夫。今日も、ゆっくりと深呼吸をひとつ、どうぞ。
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