「なんだか今日は、いいことありそう」
そんな風に、朝いちばんに小さくつぶやいてみる。
それだけで、ほんの少し足取りが軽くなる——そんな経験はありませんか?
日本には昔から、「言霊(ことだま)」という考え方があります。
言葉には、目には見えないけれど、そっと心に働きかける力が宿っている、というやさしい考え方です。
今日は、そんな言葉のふしぎと、あなただけの「おまじないの言葉」を持つことのおはなしを、ゆっくりお届けしますね。
言葉は、いちばん近くで聞いている「あなた」に届く
わたしたちは一日のうちに、たくさんの言葉を使っています。
人と話すときはもちろん、心の中でも、実はずっと自分に語りかけているのです。
「また失敗しちゃった」
「わたしって、ダメだなあ」
無意識にそんな言葉をくり返していると、いちばん近くでそれを聞いているのは、ほかでもない自分自身。
言葉は、まっすぐ心にしみこんでいきます。
だからこそ、少しだけ言葉を選んでみると、心の景色がやわらかく変わっていくことがあります。
「失敗しちゃった」を「よくがんばったね」に。
「ダメだなあ」を「今日はここまでで、じゅうぶん」に。
無理にポジティブになろうとしなくても大丈夫。
ほんの少し、自分にやさしい言葉を選ぶ——それだけで、心はふっと軽くなることがあるのです。
あなただけの「おまじないの言葉」を持ってみる
そこでおすすめしたいのが、あなただけの「おまじないの言葉」を、ひとつ持ってみること。
むずかしく考えなくても大丈夫です。
口に出したときに、心があたたかくなる。
ちょっと背中を押してもらえる気がする。
そんな、あなたにしっくりくる言葉でいいのです。
たとえば——
– 「だいじょうぶ、なんとかなる」
– 「わたしは、わたしのままでいい」
– 「今日も、ていねいに過ごそう」
– 「ゆっくりでいいよ」
声に出しても、心の中でそっとつぶやいてもかまいません。
朝、目が覚めたとき。
不安がよぎったとき。
ひと息つきたいとき。
くり返すうちに、その言葉があなたの「お守り」のように寄り添ってくれるようになります。
言葉に、そっとぬくもりを添えて
もしよかったら、おまじないの言葉をとなえるとき、胸のあたりにそっと手を当ててみてください。
手のぬくもりを感じながら、ゆっくりと言葉を口にする。
すると、言葉がただの音ではなく、じんわりと心に染みわたっていくような感覚がやってくることがあります。
これは、レイキの「手当て」にも通じる、とてもやさしい時間。
手のあたたかさと、やさしい言葉が重なると、心はいっそうほどけていきます。
「効果があるかな」なんて、気にしなくていいのです。
ただ、自分にやさしくしてあげる時間として、気軽に楽しんでみてくださいね。
そして、もし今日はうまく言葉が出てこない、そんな日があってもだいじょうぶ。
無理にとなえる必要はありません。
言葉が浮かばない日は、ただ静かに手を当てて、深呼吸するだけでも、じゅうぶんなのです。
おわりに
言葉には、そっと心を照らすやさしい力があります。
あなたが自分にかける言葉は、あなたをいちばん近くで支えてくれる、小さなお守り。
きびしい言葉でいっぱいになりそうな日こそ、ひとつだけ、あたたかい言葉を自分に贈ってみてください。
「わたしは、わたしのままでいい」
もしよかったら、今日はこの言葉を、そっと胸に手を当ててつぶやいてみてくださいね。
あなたの一日が、やわらかなぬくもりに包まれますように。
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