【カウンセリング(ベーシック)】ゆっくり歩く、それだけで〜あてもない「お散歩」が、心とからだをほどいてくれるおはなし〜

カウンセリング〜ベーシック〜

こんにちは。「癒しの庵〜ライトステーション〜」へようこそ。

「なんだか気持ちがモヤモヤする」「頭の中がごちゃごちゃして、落ち着かない」——そんな日はありませんか。

そういうとき、わたしがそっとおすすめしたいのが、あてもなく「お散歩」に出かけてみることです。目的地も、歩く距離も決めなくて大丈夫。ただ、ふらりと外へ出て、ゆっくり歩いてみる。それだけで、心とからだが少しずつゆるんでいくことがあるんです。

今日は、そんな「やさしいお散歩」のおはなしを、いっしょにしていけたらと思います。

「歩く」って、いちばん身近なリセットボタン

わたしたちは、じっとしているつもりでも、頭の中ではずっと考えごとをしていたりします。「あれをやらなきゃ」「あの一言、大丈夫だったかな」——そんな思いがぐるぐると回りつづけていると、心もからだも、なんだか固まってしまいますよね。

そんなとき、外に出て一歩、また一歩と歩き出すと、不思議と足のリズムに合わせて、ぐるぐるしていた思考が少しずつほどけていくことがあります。

むずかしいことは、なにもいりません。運動しよう、と気合いを入れなくても大丈夫。ただ「ちょっと外の空気を吸ってこようかな」くらいの、ゆるい気持ちで十分です。歩くことは、わたしたちのいちばん身近で、いちばん手軽な「リセットのしかた」なのかもしれません。

「ながら」をやめて、五感でお散歩

もし余裕があれば、いつものお散歩を、ほんの少しだけ変えてみませんか。

それは、スマホをポケットにしまって、目の前の景色に心を向けてみること。

空はどんな色をしているかな。雲はどんなふうに流れているかな。道ばたに咲いている小さなお花に気づいたり、風がほおをなでていく感じを味わったり。歩いている足の裏の感覚に、そっと意識を向けてみるのもいいですね。

こうして五感をひらいて歩いていると、頭の中の考えごとから、少しだけ離れることができます。「いま、ここ」に心が戻ってくるような、そんなやさしい感覚です。

季節の匂い、遠くから聞こえる鳥の声、あたたかい日ざし——ふだんは通りすぎてしまうものたちが、そっと心に届いてくる。お散歩は、そんな小さな発見に出会える時間でもあるんです。

「歩けない日」があっても、いいんです

とはいえ、毎日きちんと歩かなきゃ、と思う必要はまったくありません。

雨の日もあれば、疲れて外に出たくない日もあります。そんな日は、無理をせず、おうちでゆっくり過ごしてあげてください。「今日は歩けなかった」と自分を責める必要はないんです。

お散歩は、義務でも、ノルマでもありません。「あ、ちょっと外の空気を吸いたいな」と心が感じたとき、その気持ちにそっと従ってあげる。それくらいのゆるやかさが、いちばん心地よく続いていくコツなのかもしれません。

歩ける日は歩いて、休みたい日は休む。そんなふうに、その日の自分に寄り添ってあげられたら、それでじゅうぶん花丸です。

おわりに

あてもなく、ゆっくり歩くお散歩。それは、心とからだを少しだけ軽くしてくれる、やさしい時間です。

目的地も、歩数も、気にしなくて大丈夫。ただ外に出て、風を感じて、目の前の景色をながめる。そんなささやかなひとときが、モヤモヤした気持ちをそっとほどいてくれることがあります。

もし今日、少しだけ心に余裕があったら、玄関の扉をあけて、五分だけでも歩いてみませんか。きっと、いつもとちがう発見が、あなたを待っているかもしれません。

無理なく、あなたのペースで。今日もあなたが、あなたのままで、おだやかに過ごせますように。


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