ソファに座って、ふうっとひと息。
そのはずが、なぜか落ち着かなくて、「あれもやらなきゃ」「こんなにのんびりしていていいのかな」と、そわそわしてしまう。
もしあなたが、そんなふうに”休むこと”に小さな罪悪感を感じているなら。
今日はそのお話を、ゆっくりしていきませんか。
「休む=サボり」だと思っていませんか
まじめで、がんばり屋さんな人ほど、休むことがちょっぴり苦手なのかもしれません。
なにもしていない時間があると、「なまけているみたい」「時間をムダにしている」と感じてしまう。
まわりの人が動いているのを見ると、自分だけ立ち止まっているような気がして、あせってしまう。
でもね、思い出してみてください。
あなたはこれまで、たくさんのことをがんばってきましたよね。
朝起きて、身支度をして、仕事や家のことをこなして、誰かに気をつかって。
それだけでも、心とからだは毎日しっかり働いています。
休むことは、けっしてサボることではありません。
それは、明日もあなたらしく過ごすための、大切な”充電の時間”なんです。
がんばり続けてきた心が、少しずつ疲れているのかも
「休んでいると落ち着かない」という気持ちの奥には、もしかすると、こんな思いが隠れているのかもしれません。
「役に立っていないと、自分の価値がないような気がする」
「立ち止まったら、置いていかれてしまいそうでこわい」
もしそう感じているとしたら、それはあなたが、長いあいだ一生懸命に走り続けてきた証でもあります。
でも、どんなに元気な人でも、走りっぱなしではいつか息が切れてしまいますよね。
心も、それとおなじ。
なにも生み出していないように見える時間こそ、心がそっと呼吸をととのえている、とても大切なひとときなのです。
そんな自分に、「今日はよく休んでいるね」と、やさしい声をかけてあげられたら。
きっと心も、ほっと肩の力をぬいてくれるはずです。
“なにもしない”を、少しずつ練習してみる
とはいえ、長年しみついた習慣は、すぐには変わらないものです。
だから、いきなり一日じゅうのんびりしよう、と気負う必要はありません。
まずは、ほんの小さな「なにもしない時間」から始めてみましょう。
たとえば、あたたかい飲みものを手に、窓の外をただながめる5分間。
好きな音楽を流して、目を閉じているだけの時間。
布団に入って、「今日はもうおしまい」と自分にゆるしをあげるひととき。
このとき、「これでいいのかな」という声が顔を出したら、そっとこう返してあげてください。
「今は、休んでいい時間なんだよ」
もし、なにもしないのがどうしても苦手なら、手のひらを胸やおなかにそっと当てて、あたたかさを感じてみるのもおすすめです。
「なにもしていない」ようでいて、あなたは自分をいたわる、とてもやさしいことをしています。
罪悪感がふっとやわらいでいく感覚を、少しずつ味わってみてくださいね。
おわりに
休むことに落ち着かなさを感じてしまうのは、あなたがそれだけ一生懸命に生きてきたから。
なにかをしていなくても、あなたの価値が減ることはありません。
ただそこにいて、休んでいるあなたも、まるごとで大切な存在です。
どうか今日は、ほんの少しだけでも、自分に「休んでいいよ」とささやいてあげてください。
あなたはあなたのままで、じゅうぶんがんばっています。
今日も、ゆっくり休んでくださいね。
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