肌寒い季節になると、ふとブランケットに手がのびる瞬間がありますよね。ソファに腰かけて、肩からすっとかけてみる。それだけで、なんだか「ほっ」とした気持ちになる。
今日は、そんな「ブランケットにくるまる時間」について、ゆっくりお話ししてみたいと思います。
「包まれる」って、どうしてこんなに安心するのでしょう
ふわりとやわらかい布にくるまると、肩の力がふっと抜けていく。そんな感覚、きっとあなたにもあるのではないでしょうか。
赤ちゃんがおくるみに包まれると、すやすや眠りにつくように、「包まれる」というのは、わたしたちにとって、とても懐かしくて、安心できる感覚なのかもしれません。
ほどよい重さや、やさしいぬくもりに触れていると、張りつめていた心が、少しずつゆるんでいく。それはきっと、「ここにいて大丈夫だよ」と、からだ全体でそっと受け止めてもらえるような、そんな心地よさなのだと思います。
がんばりすぎた一日の終わりに、だれかにぎゅっと抱きしめてもらいたいな、と思うことってありますよね。でも、いつもそばにだれかがいてくれるとは限りません。そんなとき、ブランケットは、あなた自身をやさしく包んでくれる、ちいさな味方になってくれるのです。
あなただけの「くるまる時間」をつくってみましょう
むずかしいことは何もありません。お気に入りのブランケットを、ひとつ用意してみてください。
手触りがやわらかいもの、見ているとほっとする色のもの、なんとなく「これが好きだな」と思えるもの。選ぶ基準は、あなたの「心地よさ」だけで大丈夫です。
そして、肩からすっとかけてみましょう。足先までくるんでみるのもいいですね。あたたかいお茶を片手に、窓の外をぼんやりながめる。好きな音楽を小さく流す。ただ、目を閉じて深呼吸する。
何かをしなくちゃ、と思わなくていいんです。ただ包まれて、ぬくもりを感じる。それだけで、じゅうぶんなひとときになります。
もし余裕があれば、ブランケット越しに、そっと自分のからだに手を当ててみてください。胸のあたりや、おなかのあたり。「今日も一日、おつかれさま」と、心のなかでつぶやきながら。
あたたかさと、やさしい手のぬくもり。そのふたつに包まれていると、こわばっていた心が、少しずつほどけていくのを感じられるかもしれません。
「何もしない時間」を、自分に許してあげて
忙しい毎日のなかでは、「ただぼーっとする」ことに、どこか罪悪感を覚えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ブランケットにくるまって過ごすひとときは、決して「サボり」ではありません。それは、あなたが自分をいたわるための、大切な時間なのです。
スマホを少しだけ遠ざけて、頭のなかの考えごとも、いったん横に置いて。ただ、あたたかさに身をゆだねる。そんな時間があってもいいのだと、どうか自分に許してあげてください。
くるまっているうちに、うとうとと眠くなってきたら、そのまま少し目を閉じてしまってもいいですね。からだが「休みたい」と言っているサインかもしれません。
あなたのからだと心が、いちばん心地よいと感じるかたちで、その時間を過ごしてみてくださいね。
まとめ
やわらかなブランケットにくるまる時間は、特別な準備も、むずかしい手順もいりません。ただ包まれて、あたたかさを感じる。それだけで、心とからだが、ほんの少しゆるんでいきます。
がんばり屋のあなたほど、自分をいたわる時間を、後回しにしてしまいがちかもしれません。でも、たまにはブランケットに身をゆだねて、「何もしない」やさしいひとときを、自分にプレゼントしてあげてください。
寒い日の夜、ふわりとした布に包まれながら、どうかあなたの心が、ほっとあたたまりますように。
あなたはあなたのままで、ちゃんとあたたかいぬくもりを受け取っていいのですよ。
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