【認知症ケア】残暑で増える認知症の夜間不穏、家族ができる対処法とは

認知症ケア

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

お盆を過ぎても厳しい暑さが続くこの時期、「夜になると急に落ち着かなくなる」「昼間はぼんやりしているのに夜間だけ興奮する」といった変化に戸惑っていませんか。夏の終わりは、認知症のある方にとって心身への負担が特に大きくなりやすい季節です。今回は、残暑期に増える夜間の不穏や生活リズムの乱れについて、原因と家庭でできる具体的な対処法をお伝えします。

なぜ残暑の時期に認知症の症状が悪化しやすいのか

気温と体内時計の乱れ

連日の猛暑で室内外の気温差が大きくなると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。特に高齢の方は体内時計の調節機能が低下しているため、暑さによる睡眠の質の低下が、日中と夜間の生活リズムの乱れにつながりやすいと言われています。「昼夜逆転」や「夕方から夜にかけて落ち着かなくなる」といった様子は、この時期に相談が増える症状のひとつです。

脱水・夏バテが引き起こすせん妄様症状

認知症のある方は喉の渇きを自覚しにくく、水分補給を忘れてしまうことも少なくありません。軽度の脱水でも、一時的な意識の混濁や興奮、いつもと違う言動といった「せん妄」に似た状態を引き起こすことがあります。これは病気の進行とは異なるケースもあるため、まずは体調面から見直すことが大切です。

実際によくある困りごと

夜になると落ち着かない・徘徊が増える

「日が暮れると部屋の中を歩き回る」「『家に帰る』と言って出て行こうとする」といった声を、この時期は特によく耳にします。これは夕暻症候群(サンダウニング)と呼ばれる現象で、暑さによる疲労の蓄積が症状を強めている可能性があります。

食欲不振で服薬や水分補給が難しい

暑さで食欲が落ちると、食後に飲む薬のタイミングがずれたり、食事からの水分摂取量も減ってしまいます。「気づいたら1日にほとんど水分を摂っていなかった」ということも起こりやすい時期です。

家庭でできる具体的な対処法

室温・環境を整える

エアコンを我慢して使わない方も多いため、室温計を見える場所に置き、日中は26〜28度を目安に保つよう心がけましょう。寝室が特に暑くなりやすい場合は、冷感タイプの敷きパッドや接触冷感の寝具を取り入れると、寝苦しさをやわらげる助けになります。

水分補給の工夫

「飲んで」と促すだけでは進まないこともあるため、好みのお茶や麦茶を小分けにしたコップを目につく場所に置く、ゼリー状の水分補給食品を活用するなど、無理なく続けられる方法を試してみてください。発汗量が多い日は、経口補水液を取り入れることで塩分と水分のバランスを保ちやすくなります。

夜間ルーティンの見直し

就寝前の1時間は照明を落とし、テレビの音量を下げるなど、脳が「そろそろ休む時間」と感じられる環境づくりを意識してみましょう。急に暗くするのではなく、少しずつ落ち着いた雰囲気に変えていくことがポイントです。

日中の過ごし方でリズムを整える

暑さで外出を控えがちな時期こそ、朝の涼しい時間帯に少し日光を浴びる、室内でできる軽い体操を取り入れるなど、日中の活動量を保つ工夫が夜の休息につながりやすくなります。

家族が抱え込まないために

介護サービスや見守り機器の活用

夜間の見守りが負担になっている場合は、センサー付きの見守り機器を活用することで、家族が少し安心して休める時間を作れます。また、デイサービスの利用日を増やす、ショートステイを一時的に利用するなど、外部のサポートを取り入れることも選択肢のひとつです。一人で抱え込まず、ケアマネジャーに相談してみることをおすすめします。

まとめ

残暑期は気温の変化と脱水傾向が重なり、夜間の不穏や生活リズムの乱れが起こりやすい時期です。室温管理や水分補給の工夫、日中の過ごし方を少し見直すだけでも、負担が軽くなる場合があります。すべてを完璧にこなそうとせず、できることから少しずつ取り入れながら、必要に応じて周囲のサポートも頼ってみてください。

介護におすすめのアイテム

コメント

タイトルとURLをコピーしました