「レイキって、なんだかむずかしそう」——そんなふうに感じている方に、今日はとてもシンプルで、道具もいらない、やさしい過ごし方をご紹介します。
それは、両手をそっと合わせる「合掌(がっしょう)」というしぐさです。
手を合わせるって、実は身近なこと
「合掌」と聞くと、少しあらたまった感じがするかもしれませんね。でも、思い返してみてください。ごはんの前に「いただきます」と手を合わせたり、神社やお寺で手を合わせてお参りしたり。私たちは、知らず知らずのうちに、この「手を合わせる」というしぐさをしてきました。
レイキの世界でも、この合掌はとても大切にされています。むずかしい作法はありません。ただ、胸の前で、両方の手のひらをそっと合わせるだけ。それだけで、なんだか背すじがすっと伸びて、心が少しだけ静かになっていく——そんな感覚を、感じる方も多いようです。
左右の手のひらが、ぴたりと触れあう。その小さなぬくもりを、ただ感じてみる。それだけの時間が、慌ただしい一日のなかに、ふっとひと息つく「間(ま)」をつくってくれます。
ゆっくり、手のひらに気持ちを向けて
もしよかったら、今この瞬間に、少しだけ試してみませんか。
まず、楽な姿勢で座ります。背もたれに寄りかかっても、正座でも、あぐらでも、あなたが心地よい形でだいじょうぶです。そして、胸の前で、両手をそっと合わせてみましょう。
手のひらと手のひらが、やさしく触れあっているのを感じます。少しあたたかいでしょうか。それとも、じんわりとした感覚があるでしょうか。もし何も感じなくても、それでまったく問題ありません。「今日は、こんな感じなんだな」と、そのままを受けとめてあげてください。
そのまま、ゆっくりと呼吸をします。吸って、吐いて。合わせた手のひらに、静かに気持ちを向けながら、何度か呼吸をくり返します。
この時間は、あなたが「自分自身に、そっと立ち返る」ためのひとときです。頭のなかがぐるぐるしていたら、それも「そうなんだね」と、そっと横に置いてあげましょう。うまくやろうとしなくていいのです。ただ、手を合わせて、呼吸をする。それだけで、じゅうぶんなのです。
一日のはじまりと、おわりに
この合掌は、いつしていただいてもかまいません。なかでもおすすめなのは、朝、目覚めたときと、夜、一日を終えるときです。
朝は、「今日も、どうぞよろしくね」という気持ちで。夜は、「今日も、おつかれさま」というねぎらいの気持ちで、そっと手を合わせてみてください。誰に見せるものでもなく、あなたと、あなた自身のあいだで交わされる、小さなあいさつのようなものです。
レイキでは、この合掌のしぐさが、心を落ち着け、やさしいエネルギーとつながるための入り口になると伝えられています。でも、そんなふうにむずかしく考えなくても大丈夫。「なんだか、ほっとするな」——そう感じられたなら、それがいちばんの答えなのだと思います。
忙しい毎日のなかでは、自分のことを後回しにしてしまいがちですよね。だからこそ、手を合わせるほんの数秒だけでも、自分に立ち返る時間をもってあげてほしいのです。
おわりに
手のひらを、そっと合わせる。ただそれだけのシンプルなしぐさが、こわばった心に、やわらかな「間」を運んでくれます。
うまくできているか気にしなくていいのです。感じ方は人それぞれ、日によっても違います。あなたがそのとき感じたことを、そのまま大切にしてあげてくださいね。
今日という一日のどこかで、ほんの少し、手を合わせてみませんか。あなたはあなたのままで、じゅうぶんに愛おしい存在です。そのぬくもりを、どうか忘れずにいてください。
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