「チャクラ」という言葉を、どこかで耳にしたことはありませんか。
ヨガのレッスンで聞いたり、スピリチュアルの本で見かけたり。なんだかむずかしそう、と感じている方もいるかもしれませんね。
でも、だいじょうぶ。今日はそんなチャクラのことを、はじめての方にもやさしくお話ししてみたいと思います。肩の力を抜いて、お茶でも飲みながら読んでくださいね。
チャクラって、なあに?
チャクラとは、もともとサンスクリット語で「車輪(くるま)」を意味する言葉だといわれています。
古くからインドに伝わる考え方で、わたしたちの体の中心には、エネルギーがめぐる場所がいくつかあると考えられてきました。そのめぐりの拠点が「チャクラ」です。
体の中心線に沿って、大きく分けて7つあるとされていて、下は尾てい骨のあたりから、上は頭のてっぺんまで、まるで背骨に沿った光の並びのように点在しています。
それぞれに色や意味があって、たとえば一番下は「大地とのつながり」や「安心感」、真ん中あたりは「愛」や「思いやり」、上のほうは「ひらめき」や「直感」……といったように、心やからだのいろいろな側面と結びついていると伝えられてきました。
ここで大切なのは、「これが絶対の科学的事実だ」というよりも、「昔の人が、心とからだのめぐりを、こんなふうにやさしくイメージしてきたんだね」と、おおらかに受けとめてみることかなと思います。
「めぐり」をイメージしてみる
チャクラの世界では、このエネルギーがのびのびと流れているとき、心もからだもすこやかに感じられる、といわれます。
でも、疲れがたまったり、心配ごとが続いたりすると、なんとなく流れがとどこおるような感覚になることもあります。「胸がつまる感じ」「地に足がつかない感じ」——そんな言葉で、わたしたちが日ごろ表現しているものと、どこか似ているかもしれませんね。
チャクラをむずかしく学ぼうとしなくても、まずはこんなふうにイメージするだけでじゅうぶんです。
「今日は、胸のあたりがふわっとゆるんでいるな」
「なんだか、頭のほうにばかり力が入っているな」
自分のからだに、そっと意識を向けてみる。それだけでも、自分自身とやさしくつながる時間になります。
おうちでできる、やさしいひととき
もし、少し試してみたい気持ちになったら、こんなことをしてみませんか。
まずは静かに座って、目を閉じます。そして、ゆっくりと深呼吸をしながら、体の中心を、下から上へと光がやさしくのぼっていくところを思い浮かべてみてください。
尾てい骨のあたりから、おなか、胸、のど、そして頭のてっぺんへ。あたたかな光が、ゆっくりと通り道をたどっていくようなイメージです。
うまく感じられなくても、まったく気にしなくてだいじょうぶ。「なんとなく、こんな感じかな」で十分です。イメージすること自体が、自分をいたわる、やさしい時間になっていきますから。
とくに胸のあたり——「心」と結びつくとされる場所に、そっと手を当ててみるのもおすすめです。手のひらのぬくもりを感じながら、「今日もおつかれさま」と、自分に声をかけてあげてくださいね。
おわりに
チャクラのおはなし、いかがでしたか。
むずかしく考える必要はまったくありません。大切なのは、自分のからだや心に、やさしく耳をすます時間を持つこと。チャクラという考え方は、そのためのひとつの「入り口」なのだと、わたしは思っています。
正しくできているかな、と気にしすぎなくても大丈夫。あなたが「気持ちいいな」「ほっとするな」と感じられたら、それがいちばんの答えです。
今日も一日、あなたの中の光が、のびのびとめぐりますように。
あなたはあなたのままで、じゅうぶんに輝いています。
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