一日を終えて、そろそろお休みの時間。
そんな夜のひととき、あなたのお部屋の灯りは、どんな明るさでしょうか。
日中と変わらない、こうこうとした明かりの下で過ごしていると、なんだか頭がさえて、なかなか眠るモードに切り替わらない……そんなことはありませんか。
今日はそんなあなたに、「夜は灯りをすこし落としてみる」という、とてもささやかで、やさしい習慣のおはなしをお届けします。
明るさは、心の「スイッチ」
わたしたちのからだは、まわりの明るさにあわせて、少しずつリズムをつくっているといわれています。
朝、明るい光を浴びると心とからだが目覚めていくように、夜、あたりが暗くなってくると、からだは「そろそろ休む時間だよ」と、そっと準備をはじめていくのですね。
でも、夜になっても部屋がまぶしいくらいに明るいと、からだは「まだ昼間なのかな?」と、勘ちがいしてしまうこともあるようです。
だからこそ、夜はほんの少し灯りを落としてあげる。
それだけで、からだは自然と「おやすみモード」へと、ゆるやかに切り替わっていきやすくなるのかもしれません。
むずかしいことは、なにもいりません。
天井のあかりを消して、小さなスタンドの灯りだけにしてみる。
あるいは、調光できるライトなら、ほんのり暗めに。
それだけで、お部屋の空気が、ふっとやわらぐのを感じられるかもしれません。
あたたかい色の灯りに、そっと包まれて
灯りには、明るさだけでなく「色」もありますよね。
昼間のような青白い光は、頭をしゃっきりとさせてくれる一方で、夜にはすこし刺激が強く感じられることもあります。
夜のひとときには、オレンジがかった、あたたかな色の灯りがよく似合います。
夕焼けや、ろうそくのゆらめきのような、まろやかな色あい。
そんな光にそっと包まれていると、心もだんだんとほどけて、やわらかくなっていくような気がします。
もし、お部屋の照明を変えるのがむずかしくても、大丈夫。
間接照明や、小さなテーブルランプをひとつ足してあげるだけでも、雰囲気はずいぶんと変わります。
「今日もおつかれさま」と、あたたかな灯りが、あなたをそっとねぎらってくれる。
そんなふうに感じられたら、なんだか素敵ですよね。
ねむりへ向かう、やさしい時間として
灯りを落とした静かなお部屋で、あなたはどんなふうに過ごしたいでしょうか。
好きな飲みものを、ゆっくり味わう。
やわらかな音楽に、そっと耳をすます。
あるいは、手のひらをおなかにあてて、ゆったりと呼吸をととのえる。
まぶしい光の中では、つい気がはってしまうことも、ほのかな灯りの中では、不思議と心がゆるんでいくものです。
「今日はいろいろあったなあ」
「よくがんばったなあ」
そんなふうに、一日の自分をそっと振り返る時間にしてもいいですね。
うまくいったことも、そうでなかったことも、ぜんぶひっくるめて、今日のあなたです。
やさしい灯りの下で、そのままの自分を、まるごと受けとめてあげてください。
もし眠れない夜があっても、どうか自分を責めないでくださいね。
灯りを落としたお部屋で、ただゆったりと過ごしているだけでも、心とからだは、ちゃんと休まっていきます。
おわりに
夜は、灯りをすこし落として。
たったそれだけの、小さな習慣です。
でも、その小さな心づかいが、あなたのねむりへの時間を、そっとやさしく整えてくれるかもしれません。
今日の夜、よかったら、いつもより少しだけ灯りをやわらげてみてください。
あたたかな光に包まれながら、どうかゆっくりと、おやすみくださいね。
今夜も、あなたが安らかな眠りにつつまれますように。
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