「レイキヒーリング」という言葉を耳にして、なんとなく外国から来たもの、と思っている方も多いかもしれません。でも実は、レイキは今からおよそ100年前の日本で生まれたものなのです。
今日は少しだけ、レイキの「はじまりのおはなし」に触れてみたいと思います。難しい歴史の勉強ではなく、あたたかいお茶でも飲みながら、昔話を聞くような気持ちで読んでいただけたらうれしいです。
レイキは、日本生まれのやさしい手当て
レイキは、大正時代の日本に生きた臼井甕男(うすい みかお)さんという方が体系づけたと伝えられています。
臼井さんは、心とからだが健やかであるためにはどうしたらいいのか、長いあいだ探し求めていたそうです。そしてある時、山にこもって静かに過ごすなかで、手を通してやさしいエネルギーが流れるような感覚に出会った——そんなお話が語り継がれています。
「レイキ(霊気)」という言葉は、もともと日本にあった言葉です。「目には見えないけれど、たしかにそこにある、いのちのエネルギー」といったニュアンスでしょうか。私たちが「なんだか元気が出ないな」「今日はエネルギーが満ちているな」と感じるとき、その”見えない何か”に、そっと寄り添うのがレイキなのですね。
海を渡って、また日本へ
臼井さんから始まったレイキは、やがてお弟子さんたちへと伝えられていきました。
その中のおひとりを通して、レイキはハワイへ、そしてアメリカへと海を渡っていきます。海外では「Reiki(レイキ)」としてゆっくりと広まり、たくさんの人に親しまれるようになりました。
そして時を経て、今度は海外で育ったレイキが、生まれ故郷である日本に「里帰り」するように戻ってきた——そんな流れもあるといわれています。
日本で生まれ、世界をめぐり、また日本へ。こうして100年ちかくのあいだ、たくさんの人の手から手へと受け継がれてきたのですね。国も時代も超えて伝わってきたというのは、なんだか少し、じんわりとあたたかい気持ちになります。
むずかしく考えなくても、大丈夫
こうしたお話を聞くと、「なんだか特別な、限られた人のためのものなのかな」と感じるかもしれません。
でも、どうか安心してくださいね。レイキの根っこにあるのは、とてもシンプルなこと。それは「手を当てて、やさしいぬくもりを届ける」という、人が昔から自然にしてきたことです。
お腹が痛いとき、そっとお腹に手を当てる。転んで泣いている子どもの背中を、やさしくさする。「手当て」という言葉があるように、私たちはもともと、手のあたたかさで誰かを癒す力を持っているのかもしれません。
レイキは、そんな昔からのやさしい行いに、そっと寄り添う存在。歴史や理屈をすべて知らなくても、まったく問題ありません。「へぇ、そんなふうに生まれたんだ」と、ひとつ物語を知っていただけたら、それだけで十分なのです。
おわりに
今日は、レイキがたどってきた100年ちかくの旅のおはなしをお届けしました。
日本で生まれ、世界をめぐり、たくさんの人の手から手へと伝えられてきたレイキ。その根っこにあるのは、いつだって「誰かを、そして自分を、やさしく思いやる気持ち」なのだと思います。
歴史を知ると、いつも何気なく当てている自分の手のひらが、少しだけ愛おしく感じられるかもしれませんね。
知識がなくても、上手にできなくても、大丈夫。あなたはあなたのままで、そのやさしさを持っています。今日もどうか、ご自身にあたたかいひとときを。
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