朝、目が覚めたとき、あなたはまず何をしますか?
スマートフォンに手をのばす方も、もう少しだけ布団のなかで丸くなっていたい方もいらっしゃると思います。どちらもとても自然なこと。「こうしなきゃいけない」なんてことは、ありません。
でも、もし「なんだか一日中どんよりする」「夜、なかなか寝つけない」というお悩みがあるなら、朝いちばんに**カーテンをあけて光を浴びる**という、とてもシンプルな習慣を、そっとおすすめしたいのです。
今日はそんな、朝の光とやさしくつきあうおはなしをしてみますね。
どうして「朝の光」が心地よく感じられるの?
朝、外の明るい光を浴びると、なんだか気持ちがすっきりする——そんな感覚をおぼえたことはありませんか。
わたしたちのからだには、一日のリズムをきざむ「体内時計」のようなものがあると言われています。そして、そのリズムをやさしく整えるきっかけのひとつが、朝の光だと考えられています。
朝に光を感じることで、からだが「あ、朝がきたんだな」とゆっくり目覚めていく。すると、夜になったときにも自然と休むモードに入りやすくなる、とも言われているのです。
もちろん、光を浴びればすべてが解決するというわけではありません。けれど、「朝と夜のメリハリ」がやわらかくつくことで、心とからだが少しずつ楽になっていく——そんな下支えになってくれるかもしれません。
むずかしく考えなくて、大丈夫
「光を浴びる」と聞くと、なんだか大げさに感じてしまうかもしれませんね。でも、そんなに構える必要はまったくありません。
たとえば——
– 目が覚めたら、まずカーテンをすーっとあけてみる
– 窓ぎわに立って、そとの空をぼんやりながめてみる
– ベランダや玄関に出て、ほんの数十秒、深呼吸をしてみる
これだけで十分です。晴れた日はもちろん、曇りの日でも、そとの光には室内とはちがう明るさがあります。「今日はどんな空かな」と見上げるだけでも、心がふっとひらいていくような感じがするかもしれません。
もし朝が苦手で、ぱっと起きられない日があっても、どうか自分を責めないでくださいね。カーテンをあけられた日は「えらい」、あけられなかった日も「そういう日もあるよね」。それくらいの、ゆるやかな気持ちで大丈夫です。
「光の時間」を、自分をいたわる時間に
もしよかったら、この朝の光の時間を、ほんの少しだけ「自分と向き合う時間」にしてみるのはいかがでしょう。
窓ぎわで光を感じながら、大きく息を吸って、ゆっくり吐く。そのとき、心のなかで「おはよう」と、自分にそっと声をかけてあげるのです。
「今日も一日、よろしくね」
「無理しなくていいよ」
そんなふうに、自分にやさしい言葉をかけてあげる。それだけで、一日のはじまりが少しだけあたたかいものになる気がしませんか。
温かい飲みものを片手に、光のなかでひと息つくのもすてきですね。忙しい毎日のなかでも、この数分だけは「わたしのための時間」。そんなささやかな区切りが、心の余白をつくってくれます。
おわりに
朝の光を浴びることは、特別な道具もいらない、とてもシンプルな習慣です。けれど、その小さな積み重ねが、心とからだのリズムをやわらかく整えてくれることがあります。
「毎日きちんとやらなきゃ」と気負う必要はありません。できる日に、できるぶんだけ。カーテンをあけて、そとの空をながめる——ただそれだけで、じゅうぶんすてきな一歩です。
明日の朝、もしよかったら、いつもより少しだけ早くカーテンをあけてみてくださいね。やわらかな光が、あなたのことをそっと迎えてくれますように。
あなたはあなたのままで、大丈夫。今日もどうぞ、ご自分をやさしくいたわってあげてください。
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