なんだか、胸のあたりがもやもやする。
でも、それが「悲しい」のか「さみしい」のか「つかれた」なのか、自分でもよく分からない。
そんな経験は、ありませんか。
誰かに「どうしたの?」と聞かれても、「うーん……なんでもない」としか言えなくて。ほんとうは、なんでもなくないのに。心の奥に、名前のつかない気持ちが、ふわふわと漂っている。
今日は、そんな「言葉にならない気持ち」と、そっと向き合うおはなしをしてみたいと思います。
言葉にできないのは、あなたが鈍いからではありません
「自分の気持ちくらい、ちゃんと分かってよ」と、自分を責めてしまう方もいるかもしれません。
でも、どうか知っておいてほしいのです。気持ちが言葉にならないのは、あなたが感受性に乏しいからではありません。むしろ、逆のことが多いのです。
心のなかには、いくつもの気持ちが同時に生まれています。うれしいけれど、ちょっとさみしい。ほっとしたけれど、どこか不安。そんなふうに、いろんな色が混ざり合っているからこそ、ひとことで言い表せないのですよね。
それは、あなたの心がとても豊かに動いている証拠でもあります。だから、「うまく言えない」そのままで、まずは大丈夫なのです。
「名前をつける」というやさしい作業
とはいえ、もやもやしたままだと、胸のあたりが重たく感じられることもあります。そんなときに、ほんの少しだけ試してみてほしいことがあります。
それは、心のなかの気持ちに、そっと「名前をつけてあげる」こと。
やり方は、とてもシンプルです。ひとりになれる時間に、こんなふうに自分に問いかけてみてください。
「いま、わたしはどんな気持ち?」
「このもやもやは、あえて言うなら、どんな色だろう?」
「体のどこが、重たく感じる?」
正解を探さなくていいのです。「たぶん、さみしいのかな」「ちょっと、くやしいのかも」——そんな「たぶん」や「かも」で、じゅうぶんです。
もし言葉で浮かばなければ、ノートに殴り書きしてみたり、スマホのメモにぽつぽつと打ち込んでみたり。声に出して、小さくつぶやいてみるのもいいですね。
不思議なもので、気持ちは「名前」をもらえると、少しだけおとなしくなってくれることがあります。正体の分からないものは怖いけれど、「ああ、これはさみしさだったのか」と分かると、ふっと肩の力が抜けたりするのです。
「分からない」まま、抱っこしてあげてもいい
それでも、どうしても言葉が見つからない日もあります。
そんなときは、無理に正体を突き止めなくても大丈夫。「いまは、よく分からないもやもやがあるんだね」と、そのまま認めてあげるだけでいいのです。
小さな子どもが泣いているとき、理由が分からなくても、ただそっと抱きしめてあげますよね。それと同じように、言葉にならない気持ちも、「よしよし、ここにいるね」と、そのまま抱っこしてあげる。
胸のあたりに、そっと手を当ててみるのもおすすめです。てのひらのぬくもりが、言葉にならない気持ちに、やさしく寄り添ってくれるかもしれません。
気持ちは、必ずしも「解決」しなくてもいいのです。ただ、気づいてもらえるだけで、少し安心して、ゆっくりと流れていってくれることがあります。
まとめ
もやもやした気持ちは、あなたの心が豊かに動いているしるし。うまく言葉にできなくても、それはちっとも悪いことではありません。
「たぶん、こんな気持ちかな」と、そっと名前をつけてみる。
それでも分からなければ、「分からないね」と、そのまま抱っこしてあげる。
どちらを選んでも、あなたの心は、ちゃんと大切にされています。
言葉にならない気持ちを抱えたまま、それでも一日を過ごしてきたあなたは、もうそれだけで、とてもよくがんばっています。
うまく言えなくたって、いいんです。あなたは、あなたのままで大丈夫ですよ。
👍 体と心の健康にご興味がある方はお越しください(全ての記事を体系化しています)
〜癒しの庵(いおり)〜ライトステーション
https://lightstation01.com/top/


コメント