夜、一日が終わろうとする時間。今日はどんな一日でしたか?
「なんだかバタバタしていたな」「あんまりいいことなかったかも」——そんなふうに感じる日もあるかもしれません。
でも、そんな日にこそそっと試してみてほしい、やさしい習慣があります。
それが、今日の「ありがとう」を、小さなノートに書き留めてみることです。
「ありがとう」は、探すと意外とたくさんある
「感謝することなんて、特にないな」と思う日もあるかもしれません。
でも、少し立ち止まって振り返ってみると、小さな「ありがとう」は、実は日常のあちこちにそっと隠れています。
たとえば——
あたたかいお茶がおいしかったこと。
すれ違った人が、ドアをおさえてくれたこと。
空を見上げたら、雲がきれいだったこと。
無事に一日を終えられた、自分のからだのこと。
どんなに小さなことでも、かまいません。
「ありがとう」と感じたことを、ひとつでもふたつでも、そっと言葉にしてみる。それだけで、今日という日が、少しだけあたたかく思えてくることがあります。
大きな出来事でなくてもいいんです。むしろ、ささやかな「ありがとう」ほど、あなたの毎日にやさしく寄り添ってくれるように思います。
書き方に、決まりはありません
感謝ノートというと、なんだかきちんとしなくちゃ、と思ってしまうかもしれません。でも、どうか気楽にとらえてくださいね。
用意するのは、お気に入りのノートとペンだけ。手帳のすみっこでも、スマホのメモでもかまいません。
書き方も、とても自由です。
「今日は〇〇がうれしかった、ありがとう」
そんなふうに一行だけでもいいですし、箇条書きでもかまいません。
毎日続けなくちゃ、とがんばらなくても大丈夫。書きたい日に、書きたいことを、書きたいだけ。それでじゅうぶんです。
もし何も浮かばない夜があっても、それはそれでいいんです。「今日はおやすみ」と、ノートをそっと閉じてしまいましょう。あなたのペースが、いちばん大切です。
書いていくうちに、少しずつ気づくかもしれません。「わたしって、こんな小さなことでも幸せを感じられるんだ」と。それは、あなたの心がもともと持っている、あたたかなまなざしなのだと思います。
「ありがとう」が、自分にも向いていく
感謝ノートを続けていくと、ふしぎなことに、まわりへの「ありがとう」だけでなく、自分自身への「ありがとう」も少しずつ増えていくことがあります。
「今日もよくがんばったね、ありがとう」
「疲れているのに、ごはんを作れたね、えらいね」
いつも当たり前にこなしていることも、本当は「ありがとう」に値することばかり。あなたはあなたのままで、毎日を精いっぱい過ごしています。その自分に、そっとねぎらいの言葉をかけてあげてほしいのです。
一日の終わりに「ありがとう」を思い出す時間は、心の中に小さな灯りをともすようなもの。その灯りは、明日のあなたを、やわらかく照らしてくれるかもしれません。
おわりに
感謝ノートは、うまく書こうとしなくても、続けられなくても大丈夫。「今日のありがとう、なんだったかな」と、ふと立ち止まってみる。その瞬間そのものが、あなたへのやさしい贈りものなのだと思います。
今夜、眠りにつく前に。
どんなに小さなことでもかまいません。ひとつだけ「ありがとう」を、そっと心の中でつぶやいてみてくださいね。
きっと、あなたの一日が、ほんの少しあたたかく包まれますように。おやすみなさい。
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